富士フイルムが多くの製品の予約を中止
アメリカの関税の影響で、富士フイルムが多くの製品の予約や注文を停止している可能性が急浮上しています。この記事では、アメリカ国内の富士フイルム製品の関税の影響について詳しくお伝えします。
匿名の情報筋から以下の情報を受け取った。4月11日の金曜日に富士フイルムが小売業者に連絡し、GFX100RF、X100VI、X-M5の注文を停止したと伝えられています。
私たちはこの情報を調査したところ、次のように伝えることができる。
- GFX100RFの事前予約注文を一時中止
- X100VIの予約受付を一時中止
- X-M5ブラックの本体とキットの事前注文と発売を一時中止
これが現時点で入手可能な最も正確な情報だ。もちろん影響を受けるのはアメリカのみである。
これは富士フイルムのX100VIの予約受付にとって非常に問題だ。なぜなら、この製品は中国製であり、関税が撤廃されるまで中国製品はブロックされたままになる可能性が高いからだ。関税が145%もあれば、基本的にアメリカへの輸入は不可能だ。
人気製品を抱える富士フイルム
富士フイルムがアメリカ国内での製品の発売中止や予約中止の動きを見せているようです。
記事によれば、発売前のGFX100RFと、アメリカ国内では発売前のX-M5ブラックについて新製品の事前予約の受付を中止し、X-M5に関しては発売日の延期も視野に入っているようです。しかし、X-M5のシルバーについてはすでに発売日を迎えていて在庫がアメリカ国内にあるからなのか引き続き予約を受け付けている状況のようです。しかし、アメリカ国内の在庫がなくなり次第、X-M5シルバーについても予約を停止するのではないかと見られているようです。
X100VIについてはすでに発売もしていますが、入荷待ちのため事前の予約が必要となっていて、その予約が中止されたようです。
記事ではGFX100RFは日本製ということのようですが、その他は中国製のため富士フイルムにとってはバックオーダーを抱えていると問題となる可能性があることを示唆しています。
これはどういうことかというと、日本国内とアメリカ国内で商習慣が異なるため厳密に日本と同じではないかもしれませんが、日本では一般的に予約時に製品の金額が決まっていて、その金額を支払って、商品が入荷するのを待つということになりますが、その途中で関税の税率が変更されてしまうと値上げされたぶんはすべてメーカや代理店、小売店が支払わなければならない可能性があるため、すべて持ち出しになり利益を失うどころか赤字になる可能性すら考えられるからです。
富士フイルムの場合、非常に人気の高い製品が揃っていて、おそらく製品を手に入れるまでに数ヶ月待ちという製品はかなりあると思います。製品を発送する前に関税が課せられてしまうと、かなり莫大な金額を負担しなければならない可能性があるため、富士フイルムとしては直ちに予約を中止する処置をとったということなのだろうと思いますね。
この影響は富士フイルムだけでなく、キヤノン、ニコン、ソニーにもあるはずですので、今後の動向が気になりますね。
さらに「富士フイルムのハーフサイズカメラはX-Halfという名称に!? 二連画撮影可能なカメラ!?」では富士フイルムのハーフサイズカメラの噂について詳しくお伝えします。
(source)FujiRumors
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コメント
コメント一覧 (0件)
富士フイルムのミラーレスカメラはヨドバシカメラで販売を
止めてしまいましたね。
新機種はおろか旧機種も全て販売終了です。
ビックカメラも同様買えません。
ヨドバシと少しニュアンスが違い旧機種も含め入荷次第出荷、
次回入荷未定です。
(一部のみ店舗在庫有り)
中国から日本へ運び日本国内で販売する事に関し障壁はないと
思いますので米国の関税とは関係ない様に思えます。
従って市中在庫のみでそれが尽きれば手に入らなくなるかも
しれません。
こう言う所で地政学的なチャイナリスクは絶大に威力発揮してんな
タムロンも輸出向けにも中国製レンズ生産してるから一部のレンズは混乱するだろうな
ソニーは中国国内向けのカメラしか生産してないらしいから殆ど影響ないとは思われるが
富士フイルムはいつも何かしらの事情で買えないですね。これだけ供給が滞るのが常態化しているとサポート面でも心配です。趣味系のカメラがメインのメーカーなので許されている所はありますが、業務で使っていたらと考えるとゾッとします。