タムロン “35-150 mm f/2-2.8はほとんどのテストで非常に良好または良好なレンズ”

2024年10月18日

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35-150mm f/2-2.8 Di III VXDレビュー

タムロンの35-150mm f/2-2.8 Di III VXDのレビューが公開されています。この記事ではそのレビューについて詳しくお伝えします。

長所
- ユニークな仕様
- 焦点距離全体で、フレームの中央部分の画質が非常に良好
- APS-Cセンサーの周辺部の画質は良好
- 無視できる縦方向の色収差
- 倍率色収差の良好な制御
- APS-Cセンサーでの適度な歪み
- 少ない非点収差
- 適切なコマ収差の補正
- 静かで正確、そしてかなり速いオートフォーカス
短所
- 広角端ではフルサイズの隅の画質が弱い
- 望遠端で糸巻き型の歪みが大きすぎる
- フルサイズでは口径食が明らか
- 球面収差にいくつか問題がある
- 絞りを強くしぼった場合に問題が発生する

タムロンの35-150mm f/2-2.8 Di III VXDのようなレンズをテストするときには、常識的な人であれば記録的な結果や奇跡を期待することはない。レンズが全ての焦点距離と絞りの範囲にわたってフレームの中央で非常に良好な画質を提供し、周辺部での失敗がないことが重要だ。タムロンのレンズはまさにその通りだった。ほとんどのテストのカテゴリで良好、または非常に良好という結果を残した。一部の失敗はあったが、幸いにも深刻なものではなかった。

35-150mm f/2-2.8 Di III VXDの価格は1800ドルで安くはない。それでもユニークな性能を提供するレンズを扱う場合、その価格を考慮する必要がある。一方で、現在、ソニー、キヤノン、パナソニック、ニコンなどのメーカが同様の金額の標準レンズを提供していることが多いため、タムロンもこの特定の市場で自分たちのシェアを獲得したいと思うことは理解できる。写真市場が進化し、興味深い構造を持つ製品で私たちを驚かせつづけていることを嬉しく思う。私からみると、このようなレンズをテストすることは非常に楽しみであり、典型的なモデルからの素晴らしい変化だ。今後、もっとこのような製品の発売があることを願っている。

ユニークな仕様のレンズ

タムロンの35-150mm f/2-2.8 Di III VXDのレビューが公開されています。サンプル画像や、より詳しいレビューがありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

記事では、35-150mm f/2-2.8 Di III VXDはユニークな仕様のレンズで、とても素晴らしい画質を提供するレンズではないが、中央部は十分にシャープで周辺部もある程度良好ということでかなり評価されているようですね。

短所をみるといくつかの問題点があることがわかります。歪みや口径食に関しては補正があるので特に問題にならないと思いますが、問題は短所の下の二つの項目ということになりそうです。

球面収差に問題があるというのは、球面収差を完璧に補正できていないということのようですが、それほど気にするようなこともなさそうです。

それでは、絞りを強く絞った場合に問題が発生するというのはどういう意味なのでしょうか？レビューでは、f/20またはf/22まで絞ったときに、なぜかf/16よりも高い解像度になったという結果が出たとしています。本来なら回折の影響で解像度は悪化するはずです。そのため、f/20以上に絞ると何かしら問題が発生しているのではと指摘しています。

しかし、この原因について、機械的な欠陥があるのか、無限遠に設定された場合には絞りは適切に行われているが、近い距離を撮影しようとするとレンズ部材が移動し、より多くの光が取り込まれる可能性があるが、判断するのは困難だとしています。ですが、通常はf/11までで撮影をすることが多く、さほど問題にならないとはしています。

これが、このテストしたレンズに問題があったのか、すべての製品に言えることなのかも不明で、このあたりは興味深いですね。他のレビューで確認してみたいと思います。

さらに「タムロンの大口径超広角ズームレンズの特許 16-24mm f/2.8ほか」ではタムロンの新レンズの噂について詳しくお伝えします。

(via)LensTip

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