E-M1 Mark III ASTROはなぜオリンパスロゴなのか?
E-M1 Mark III ASTROがオリンパスロゴのままで発表されたことが話題になっています。
いわれれば確かにその通りですね。先日、発表されたOMデジタルのE-M1 Mark III ASTROですが、そのロゴはOM SYSTEMではなくオリンパスのロゴがそのまま使われています。
海外のサイトなどでは、最近発売されたカメラなのに、なぜロゴがOM SYSTEMではなくオリンパスのままなのかということが話題になっています。
上記の画像がE-M1 Mark III ASTROですが、確かにオリンパスのロゴのままですね。そういえば、レンズに関しては次々とオリンパスのロゴが廃止され、OM SYSTEMのロゴに置き換わっています。もしそれと同じなら、このE-M1 Mark III ASTROもOM SYSTEMのロゴであってもおかしくありません。
個人的には、たぶんこれはオリンパスとのロゴの利用に関する契約が関係していると思われます。
これは推測になりますが、おそらくOMデジタルがオリンパスのロゴを使うことができたのは2021年の年末まで(または2022年4月まで)で、2022年の3月に発売されたOM-1に関してはオリンパスと別に協議によって特例で2023年末まで(または2024年4月まで)、OM-1に限って特例でオリンパスのロゴが認められていた契約だったのだと思います。
このとき既存のカメラやレンズについてもロゴの使用に関して協議されていたはずで、おそらくレンズのロゴに関しても2021年の年末か、2022年4月までオリンパスのロゴの利用が許可されていたのだと思います。しかし、その後に生産したレンズについては順次、OM SYSTEMのロゴに変更するという内容になっていたと思います。
ところが、問題はカメラで、カメラに関しては2021年の年末までに発売した製品については、その後もオリンパスのロゴのまま使い続けてもいいという契約になっていたのだろうと思います。今回のE-M1 Mark III ASTROについては、あくまでE-M1 Mark IIIの派生機種ということで新製品には該当せず、そのままオリンパスのロゴが利用できたのだと思いますね。
レンズとカメラ本体でロゴ使用に関する条件が異なるのは、レンズはそのまま何年も更新がないまま製造され続ける可能性がありますが、カメラはいずれ陳腐化して新しい製品として発売しなければならず、モデル更新のサイクルがレンズよりも比較的短いので、ロゴの使用が許容されたのかななどと妄想しています。
実際にはどのような契約になっているのでしょうか?
というわけで、そういえばOMデジタルからは新しいカメラの噂がなかなかありませんね。E-M10あたりの後継機種がいつ発表されてもおかしくないのですが、かなり時間がかかっているのは不思議です。
(記事元)PhotoRumors
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コメント
コメント一覧 (3件)
E-M1 Mark III ASTRO とは面白い機種を出しましたね。
恐らくE-M1 Mark III をベースに改造なんでしょうが売れない機種
なので意図が良く分かりません。
キヤノンはEOS 20Da以降サポートが切れる頃に60Da 、Ra と発売
している事から殆ど数が出ないのでしょう。
当該機種は改造機と異なりライブビューの表示倍率を上げられるので
ピント合わせはしやすいかもしれません。
ニコンのD810Aの後継機もサポートが終了する頃に発売されるかも
しれません。
いろいろな憶測がでてますね。
最初OM-1ⅡAstroかと思って新製品ニュースを見たら、
OM-D E-M1ⅢAstroでびっくりしました。
まぁ、星空AFが搭載されていればe-m1ⅢでもOM-1Ⅱでもどちらでも構わないといえばそうなのですけど(知人談)
自分の憶測は製造原価関係を安くして利益がきちんと確保できる機種に仕上げてきたというところでしょうか。
実際のところ、出荷台数はすごく少ないと思うので、トップカバーのロゴを替えるだけでもコストが合わなくなってしまうという事情もありそうです。