RF28mm F2.8 STMレビュー
人気のパンケーキレンズRF28mm F2.8 STMのレビュー記事が掲載されています。どのように評価されているのでしょうか?
RF28mm F2.8 STMは中央部でシャープな画像を提供し、迅速かつ信頼性の高いオートフォーカス、便利や最短撮影距離、驚くほど良好な製造品質を備えた、手頃な価格で明るい広角単焦点レンズで、それらすべてが超軽量のパンケーキデザインの小さな筐体に収められている。
このレンズはほとんどのf値の範囲で画像中央部の優れた解像性を提供し、開放状態のf/2.8で撮影しても非常に良好な性能を発揮する。ただし、画像の周辺部ははるかにソフトで、最良の結果はf/4-11で得られる。
jpegや動画を撮影する場合、かなりの口径食が発生するため、完全に防ぐためには少なくとも2段分ほど絞る必要があるが、色収差はほとんどみられない。
カメラ本体が自動的に画像にデジタル補正を適用するため、jpegとRAWの両方で歪みも適切に制御される。実際、このレンズを利用する場合には、この機能をオフにすることができない。
しかしRAWフォーマットでの撮影は、まったく別の問題だ。レンズはデジタル補正に非常に依存しており、これはカメラ内で自動的に適用されるか、またはユーザで撮影後編集で適用する必要がある。
これらの補正はRAWファイルには自動的に適用されず、一部のユーザが不快に感じる可能性のあるかなり大きな口径食が明確にわかる。
これは小さくで軽く、安価な広角レンズを製造するための最大の妥協であり、要求価格を考えると他に不満を言うことはできないだろう。
フライバイワイヤーのマニュアルフォーカスは特段に洗練されているわけではなく、作動音もかなり大きい。防塵防滴性能はないし、ケースやフードも同梱されていないが、これは結局のところ300ドルのレンズなので、これらは比較的些細な不満点だと考えられる。
全体的にキヤノンがカメラ内で自動的に適用しているデジタル補正の量を受け入れることができれば、私たちはRF28mm F2.8 STMをあなたの広角レンズへの欲求に対するクラシックな単焦点レンズとして強く推奨できる。
RF28mm F2.8 STMのレビュー記事がPhotographyBlogで公開されています。上記はまとめ部分になりますので、サンプル画像、詳細なレビューなどは記事元リンクからご覧ください。
さて、レビューによればRF28mm F2.8 STMは中央部の画質が素晴らしく、開放からでも使用できるレンズだとしていますね。そして製品品質も高く、レンズの鏡筒などもしっかり作られている様子がわかります。
そして小型軽量、低価格のパンケーキレンズとしてお勧めできるとしていますね。ただし最大の犠牲点は、やはりデジタル補正を使用しなければならないような歪みや口径食があることだとしています。また、マニュアルフォーカス時に「ヒュー」という音がするので動画の撮影にも不向きであるとしています。ただし、AFで利用するぶんには非常で静かということなので、動画を撮影する場合にはオートフォーカスでの利用が推奨されるようですね。
サンプル画像をみると周辺部もそんなに甘くないようにみえますが、縮小されているからで拡大すると気になるほどでてくるものなのでしょうかね。そのあたりは気になります。
しかしこのような廉価な広角レンズなのでデジタル補正をオフにすることはできず、事実上の補正ありきのレンズになっていることは最大の欠点となっているようです。しかし、このような小ささで低価格のレンズなので、このあたりはぜんぜん妥協できると思いますね。
こういうパンケーキは人気のあるレンズですが、キヤノンの現代的なデザインのカメラだと、なんとなく似合わない感じがするのは自分だけでしょうか。パンケーキを使うならNikon Z fcのようなカメラが似合うのになと思ったりします。
そして、このレンズなんと記事執筆時点の最安値で4万2000円で購入できる広角レンズなので、初めての単焦点や、標準レンズを追加で1本購入した人の2本目のレンズとしては最適かもしれません。小型軽量なので持ち歩きもしやすくバッグなどにも入れやすいので、スナップ撮影には最適だと思いますね。
さらに次の記事「キヤノン 製品の供給状況を更新 RF100-300mmは納期半年に延びる」ではRF100-300mmの人気っぷりについて詳しくお伝えしています。
- EOS R5 Mark IIに特定条件でAFがカクつく不具合判明 全個体で発生か
- α7R V、Z 8、EOS R5 II 高解像度カメラ対決 勝者はどのカメラか!?
- EOS R1は発売前に仕様が変更され新機能が追加される可能性があるとの噂
- キヤノン EOS R5 Mark IIにさらなる新ファームの噂 写真と動画の新機能追加の可能性も
- キヤノンのRF200-500mm f/4 L IS USMには1.4倍テレコンが内蔵されるとの噂
- 噂されていたカメラとレンズの多くが発売されず いま”噂界隈”で何が起きているのか?
- キヤノン “ハンコ”のように回路を形成する新技術の半導体製造装置を出荷
- RF28-70mm F2.8 IS STMの人気と販売状況 発売直後の在庫不足に迫る
- EOS R5 II 新ファームで旧バッテリ制限解除されず落胆の声 24p録画制限は年内解除へ
- キヤノン EOS R3/R5/R5 II/R6/R6 II/R7/R8/R10/R50/R100ほかの新ファーム公開
(記事元)https://www.photographyblog.com/reviews/canon_rf_28mm_f2_8_stm_review
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
PMo非球面レンズを使ったCanonのレンズの解像は素晴らしいです。2/3段も絞れば等倍で見ても周辺四隅がしっかりと解像しています。
そこまで似合わないとも思いませんが、Zの方が似合う感があるのは同意です。マウントデザインが斜めに窄まる形のZに対し、RFは真っ直ぐ伸びるあたりでしょうか。あとは前玉が凹レンズで一見したレンズらしさが少なめとか、絞りが自動で閉じる&色が明るいために更に小さく見えるとか?
まあ、見た目がどうでもよくなるくらいの実用性なので何も問題無しです。嵩張らないので控えとしてあちこち持ち出してますが、十分主役を張れる逸材ですね。