10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryレビュー
10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryのレビュー記事が掲載されています。どのように評価されているのでしょうか?
小さな10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは、ソニーのAPS-C Eマウントカメラ向けの新たな「最高の超広角ズームレンズ」のタイトルホルダーであり、サイズ、重量、画質、性能、そして何よりも価格とのバランスが優れている。
10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryはフレーム全体とズーム範囲全体で素晴らしい光学性能を発揮しているが、開放時に撮影すると周辺部が少しソフトすぎるため、少し絞る必要がある。
f/2.8の開放f値と7枚の絞り羽根のおかげで、美しいボケの効果を生み出すが、10mmでは明らかな口径食と樽形歪み、18mmで糸巻き状歪みがあるため、これらは後から手動またはレンズプロファイルを利用して除去する必要がある。
システムが10年以上も経過するにも関わらず、信じられないことに、ソニーにやや見過ごされがちなAPS-Cカメラ用のレンズはまだあまり選択肢がない。
10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは最近のタムロンの11-20mm F2.8 Di III-A RXDと競合している。タムロンはズーム範囲の広角端でより長いが、大きく、重く、そして高価だ。
またソニーのE PZ 10-20mm F4 Gもある。これは望遠端で2mmの長さを追加し、動画に最適な電子制御の内部パワーズームを備えている。サイズと重量はシグマの18-55mmと同様だが、価格は高い。
E 10-18mm F4 OSSは同じ焦点距離と同じ価格帯で、内蔵の手振れ補正機能もあるが、こちらは大きく、重く、またf/4通しと暗い。
これにより、10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは4つの選択肢の中で最も小さく、軽く安価なレンズということになる。確かに光学手ぶれ補正と完全な防塵防滴性能を犠牲にしているが、このレンズの他の優れた属性を考えると、これらの妥協は喜んで受け入れられるだろう。
全体として新しい10-18mm F2.8 DC DN Contemporaryは、同じく小型の18-50mm F2.8 DC DNの標準ズームとの組み合わせて使用すると良い相棒となる。二つのレンズの合計重量は550gでf/4通しの15-75mmの焦点距離を提供する。価格は599ドルだ。
PHOTOGRAPHY BLOGがシグマの10-18mm F2.8 DC DNのレビューを公開しています。レビューではサンプル画像やさらに詳細なレビューがありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、レビューによれば、光学手ぶれ補正がないこと、望遠端が18mmであることを除けば、小型、軽量、低価格ということでとても素晴らしいレンズだとしていますね。
ただその犠牲もあるようで、このレンズの他のレビューでも指摘されていますが、広角端ではかなりの樽形歪みがでて、18mmでは糸巻き型の歪みに変化するということで、補正前提ということで設計されたレンズということになるようです。
しかしそれでもシャープネスに関してはすべての焦点距離で、少し絞れば周辺部までかなり解像し、使い易いカメラとなっているようです。
最近はVlogも盛んですので、このレンズは動画撮影にも非常に便利に利用できると思いますね。パワーズームではないですが、手持ち撮影で動画を撮影して自撮りしたりして、動画をシェアしたりするのに楽しく利用できるレンズではないかと思います。
さらにシグマのFoveonセンサーについて「シグマ “Foveonに進歩なく進捗は予想より遅いが決して諦めない”」にて詳しくお伝えしています。
(記事元)https://www.photographyblog.com/reviews/sigma_10_18mm_f2_8_dc_dn_review
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