Nikon Z 8はZ 9と同時に発売すべきだった?
Nikon Z 8はZ 9の小型モデルで数年前のカメラでユニークではないというコラムが掲載されています。興味深いので紹介したいと思います。
それでは記事をみてみましょう。
- Z 8は何年も前に発売されるべきだったのか?
- これはカメラに関する会話が好きな多くの写真家の質問だ
- 良好なカメラを所有していない写真家にとってZ 8は待ち望んだカメラかもしれない
- 実際、Z 8は何年も前に発売されたカメラの派生モデルだ
- キヤノン、ソニーが今年行動すれば、恐らくこれを超えるだろう
- 私はNikon Z 8に関して複雑な感情をもっている
- ニコンの写真家はとても満足するだろう
- Z 9でできるほぼすべてを小さな本体で手に入れることができる
- そしてニコンにα1とR5に真に競合するカメラが登場した
- しかし市場全体の状況をみれば、これが非常に特別なカメラとは思わない
- Z 8は数年前に発売したカメラの小型版で、Z 9と同時に発売されるべきものだ
- そのためこのカメラは現在では1年以上前にカメラと言える
- そしてある意味では3年前、2年前のカメラにまだ挑戦されている
- ニコンが取り組んでいるユニークなことはメカシャッターを無くすことだ
- シグマもやっているが、誰もシグマのカメラを真剣に受け止めていない
- α1、R5、Z 9を使った経験では、このカメラがどうユニークなのかわからない
- これらのカメラはすべて同じように感じ、同じように動作する
- あなたは間違いなく富士フイルムの画像だと指摘できるだろう
- しかし同様のレンズで、ソニー、キヤノン、ニコンの画像を必ずしも指摘できない
- これはカメラ市場が同じ製品の同じバリエーションを何度も作り続けるのをやめる必要があるという、遙かに長い話だ
- 日本のメーカは互いに部品や技術を共有している
- もっと多様性があればスマートウォッチ市場に似たカメラ市場ができるだろう
- アップルが圧倒的な選択肢なのは製品が非常に優れているからだ
- そして残りはすべて後付けだ
- それは彼らが互いに情報を共有していないからだ
- Z 8を長時間使うと考えは変わるかもしれない
- 正直に言うと、私はまだNikon Z fを待ち続けている
すぐに追い抜かれる運命か?
Nikon Z 8が発表され、早速、様々なメディアで取り上げられています。そのなかで面白い見方をしているコラムがありました、それが上記のなります。これは要約になりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて内容をみるとZ 8はZ 9とほぼ同じということは、すでに発売から数年が経過しているカメラと同じことだとしています。数年前はちょっと言い過ぎかもしれません。具体的には1年と6ヶ月ぐらいですね。
そして、市場全体をみるとさほどユニークなカメラではないとしています。α1とR5でも同じような撮影ができるということをいいたいのだと思いますね。そしてもっと多様性のあり、ユニークなカメラが欲しいということを言いたいのだろうと思います。
しかし様々な側面から考えなければいけない部分もあると思います。Z 9からあまり機能的に向上していないように見えるので、確かにソニーとキヤノンが本気をだせばニコンのAIを利用した被写体認識機能を上回る製品が発売される可能性があるだろうと思いますね。動画に関してはZV-E1でソニーは新機軸の技術を投入してきています。
しかし、ここまで機能が同じだと経営的にはZ 8とZ 9の発売時期をずらすしかなかった側面もあっただろうと思いますね。しかもZ 9は人気で入手ができない状況でしたから、Z 8に部品を流用するのならZ 9の製造に全力を尽くしたほうがいいとも思えます。
本来はZ 9のあとの早い時期にZ 8ができる予定だったのに、Z 9があまりに品薄になって発売できなくなってしまったのではないかと思います。しかし、逆にそのおかげで量産効果によって(海外では)Z 9よりかなり安くZ 8を製造できた可能性も考えられるかもしれません。
どんな製品を作っても文句を言われるでしょうから、仕様を決定するのはなかなか難しいですね。
(記事元)https://www.thephoblographer.com/2023/05/10/nikon-z8-first-impressions-weve-got-great-news/
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コメント
コメント一覧 (5件)
まぁ色々あるようで…
とはいえ「シェアを追わない」ということはこういうことだと思います。
多面的に開発を進めるのではなく選択肢を絞って開発をする、富士フイルムのようなやり方が今のニコンには精一杯でしょう(株主へのアピールも含めて)。
センサーが違えば画像処理エンジンのカスタムメイドにかなりの費用がかかりますしね。
特に今回は小型・省電力化にかなり注力しているみたいですからどこをコストカットするかでかなり迷ったのではないでしょうか。
個人的には値上げのタイミングも含めて良い落とし所だったと思います。
このまま全Zカメラに積層センサーを搭載していくのが費用対効果の面でマストではないでしょうか?
ただ、一点だけ。
あの発表会はいただけない。
あの小型軽量省電力化にどれだけの苦労があったか想像に難くないだけに、あんな製品発表をされたら技術者涙目ですよ。
ニコンイメージングジャパンのマーケティングは何を考えているのか、今度のファンミーティングで問いただしてやりたい気分です。
色々突っ込み所のある海外ブログ記事ですが、考え方はそれぞれでしょうから。
ただ、カメラはもはやどれも同じと言える位に進化し、大雑把に見れば今後出るカメラも皆同じでしょう。
2億画素で秒間100コマ連写で10,000枚撮れるカメラは作れても高額なら売れるでしょうか?
Z8はおそらく昨夏にはリリースの準備はできていたのではと思います。Z9が売れ続けていたのでそのまま流して様子見をし、一通り需要が落ち着いたので、Z8の発売に至り、Z9の価格を上げて調整を図るという具合でしょうか。
しかし、Z8も1年待ちとかになると、高くなったZ9を購入することになるため、決断は早い方が良さそうですね。
BIONZ XRは2個で一つのシステム、DIGIC Xも3年前のプロセッサ。
EXPEED7は1年半前のプロセッサで新しく、EXPEED6の10倍処理できるから、ソニーのような別体のAIプロセッサは不要です。
https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_8/features03.html
ソニーはBIONZ XR 2個+AIプロセッサだから、性能面でも消費電力の面でも不利ですよ。
DIGIC Xは1DX3、R5、R6に使用されている第一世代 “SCK103CR3” (LPDDR4-3733) と、R3以降に使用されている第二世代 “SCM102AR3” (LPDDR4-4266) があり、同じDIGIC Xでも高速化・省電力化が図られているようです。DIGIC X+と呼んでも良さそうなものですね。
なので、完全新規のEXPEED7よりは古いですが、単純に3年前とするのも違う気はします。実際、R3以降でAF性能はもう1段階伸びてますし。
来年と噂のR1ではDIGIC XIになるんですかねぇ……?
仕様を見る限りミニZ9と言った印象でZ9ユーザーが欲しいと思うサブ機に
最適かも知れません。
Z9は欲しいが少し大きすぎると思って躊躇している方にも良さそうです。
これは売れそうですね。
不満があるとすればバッテリーがサイズの関係かZ9と共通ではない事と
やはり画像処理チップの影響なのかZ9は初動が遅れる事から恐らく
Z8も同様でしょう。
画像処理チップは最新でも他社比で遅いイメージがありますね。
比較対象ではないかもしれませんが Nikon1 V2 は遅いです。
パナソニック DMC-G1 に負けます。