SIGMA 85mm f/1.4 DG DN ARTレビュー
シグマのSIGMA 85mm f/1.4 DG DN ARTのレビュー記事が掲載されています。どのように評価されているのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
- 歪み
- 3%以上のかなり高い糸巻き型の歪みがある
- 単焦点レンズとしては通常より強い歪みだが、自動補正で気がつかないだろう
- 口径食
- このクラスのレンズとしては典型的
- RAW、f/1.4で~2.2EVの光量落ちがある、f/5.6でも1EV程度と目立つ
- 自動補正があるがゼロにならず、f/1.4で1EV、f/2以降はそれより少なくなる
- 解像性 極めて優れる>素晴らしい>とても良い>良い
- このレンズは本当にシャープ
- 中央部はf/1.4ですでに素晴らしく、周辺部もとても良い
- f/4でピークに達するまで絞ると画質はわずかに向上する
- 回折はf/5.6ではほとんど気にならないが、f/11以上は避けるべきだ
- 総評
- このレンズはテストした中で最高の85mmレンズの一つ
- f/1.4で十分にシャープで少し絞るとさらによくなり、f/4の画質は抜群
- RAWに歪みはあるが自動補正され、周辺減光はこのクラスでは典型のもの
- 横方向の色収差がわずか
- f/1.4とf/2で縦方向の色収差がはっきり見えるが大口径レンズでは珍しくない
- 背景ボケは良好で前ボケはやや神経質な感じもする
- ボケのハイライトはキレイだが周辺部のレモン型の玉ボケは我慢が必要
- 動画撮影者ではフォーカスブリージングを好まないかもしれない
- 製造品質は高くプロ用レベルで、防塵防滴性能もある
- このクラスのレンズとしては驚くほど軽量でコンパクト
- AFはかなりスピーディーで駆動音がない
レビューは要約したもので、サンプル画像や性能に関するグラフなど多くの解説がありますので、すべての文章は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、レビューをみるとこのレンズの解像性について、かなり評価が高い様子がわかります。それでいて小型、軽量ということなので非常に使い勝手が良さそうです。
ただし問題は歪曲収差で単焦点レンズにしては珍しく3%以上の糸巻き型の歪みがあるとしています。ただしデジタル補正があるため、撮影者は気がつくことがないだろうとしていますね。たぶん歪みに関してはある程度補正することで許容して、小型、軽量の方向に振っているのだろうと思います。
SIGMA 85mm f/1.4 DG DN ARTは記事執筆時点の最安値で、10万5720円となっていて85mmでf/1.4という大口径のレンズながら比較的低価格なので、補正ありきなのは低価格にすることにも役だっているようです。またフォーカスブリージングが結構、明らかにあるようなので動画向けではない可能性もありそうですが、静止画なら気にならないと思いますね。ポートレート用にぴったりのレンズではないのかなと思います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
このクラスはサードパーティにとって難しい立ち位置ですね。
純正ではキヤノンのLレンズのように電子補正に頼らなくても性能の
良いレンズもあれば廉価で徹底的に電子補正も利用すると言った
レンズもあります。
フィルムカメラ時代のレンズは多くが歪曲が殆どなく周辺光量落ちも
少ないので通常の鑑賞距離では影響なく使えますね。
全紙、全倍の作品もあるわけだからそれは間違いないでしょう。
まぁ等倍で比較すれば劣るかも知れませんが作品に仕上げれば影響は
少ないように思います。
メーカー純正は光学補正に重点を置いたプレミアムレンズと電子補正に
頼った普及価格帯レンズの2通りになるのでしょうがサードパーティは
今後難しい判断になって行くのかなと思います。