Zマウント開発秘話 “性能とサイズのバランスで決定 小型単焦点も展開”

Zマウント開発秘話

ニコンのZマウントの開発秘話がニコンのWebサイトに掲載されています。たぶんZマウントがどのようにして、このようなサイズになったのかを知りたい人も多いのではないでしょうか?

ということで引用して紹介してみたいと思います。非常に面白いので、全文は記事元リンクからご覧ください。

──マウント径が55ミリになった理由を教えてください。

小濱: 光学性能を優先するならば、サイズを大きくすればするほど有利にはなります。しかし、同時にカメラも大きくなってしまいます。大きなマウント径では大きなカメラしか作れなくなってしまう……という最強であり最悪の制約となってしまいますので、バランスはきわめて重要でした。
光学性能を追求するために、光を余すことなくセンサーに届けるマウント径と、システムサイズや実用性とのバランスなど、さまざまな条件やレンズシステムを考慮したうえで、導かれたのがマウント口径55ミリとフランジバック16ミリというわけです。

インタビューによればマウントを大きくすればするほど設計の自由度が高まるが、そうするとカメラ本体が大きくなってしまうというジレンマのなかで、様々考えた結果が現在のマウント口径とフランジバックになったとしています。

APS-Cセンサーを搭載する可能性もあると考えると、できるだけ小型にしたいところでしょうが、最適化するとZマウントの55mmになったというところだと思いますね。

ちなみにキヤノンのRFマウントは、フランジバックが異なりますが、マウント口径は54mmを採用しておりニコンと1mmしか違わないため、50mm強ぐらいのマウント口径がベストということになるのだろうと思います。

今後はコンパクトなレンズにも期待

──レンズを企画する際の優先度として、あくまでも光学性能が最優先なのでしょうか?あるいは、製品企画のバランス感覚によって求められた光学性能が着地点となるのでしょうか?

小濱: どちらかといえば後者です。NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sの話をしますと、S-Lineという光学性能を重視する製品コンセプトを採用しましたので、FマウントのAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gよりも大きくなっています。これは妥協のない光学設計を適用した結果で、製品コンセプトによって導かれたサイズ感となっています。もちろん光学性能を追求したことでサイズの妥協をしている訳ではありません。
一方で、NIKKOR Z 40mm f/2やNIKKOR Z 28mm f/2.8などのコンパクトなラインについても拡充を図っています。こちらは光学性能をとことん追求するS-Lineのようなコンセプトではなく、日常使いで軽快に撮影を楽しんでいただくことがコンセプトです。かといって光学性能は妥協していません。

石上: 現状のラインナップとして、全体的に大きく重くなっていることについては我々も改善していきたい点です。S-Lineから拡充していく路線でやってきたことではあるのですが、これをベストだと思っているわけではありませんので、今後にご期待ください。
具体的なラインナップの話には触れられませんが、S-Lineの単焦点レンズはだいぶ揃ってきました。NIKKOR Z 50mm f/1.2 SのようにF1.2のレンズシリーズもやっていきたいですし、NIKKOR Z 40mm f/2やNIKKOR Z 28mm f/2.8のようなコンパクトな単焦点レンズもそうですし、次の展開のレンズについてももちろん考えております。

記事によれば、これまでのレンズは大口径マウントを活かした光学性能や、光学性能重視の製品コンセプトということでレンズは非常に大きなものになってしまっているとしています。ただし、別のインタビュー記事にありますが、開放からでもシャープなのでf/1.8でも実質f/1.4を少し絞ったぐらいから撮影できるということで、優れたレンズになっているとしていますね。

そして、光学性能を大きく犠牲にしない範囲で、コンパクトな単焦点レンズも考えているということですので、高額なレンズだけでなく、廉価なレンズというのも今後は期待できる可能性が高そうです。

(記事元)ニコンWebサイト

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「Zマウント開発秘話 “性能とサイズのバランスで決定 小型単焦点も展開”」への2件のフィードバック

  1. リーソースを考えるとニコン純正は光学性能に拘ったS-Lineに集中して、廉価なラインはODMやサードパーティレンズの参入を許可するというやり方がベストに思いますね。
    特にAPS-C用レンズはODMやサードに頼ってラインナップの早期拡充をしてもいいと思います。

  2. ここでは触れられていませんが58mmf0.95を作りたかった事も55mm採用の
    理由かも知れませんね。
    キヤノンがEFマウントで54mmを採用したのは50mmf1.0を作りたかったと
    どこかで見たように思います。
    マウント径が54~55mmというのはある意味、最適な寸法なのかもしれません。
    ニコンもF1.2シリーズは充実させるべきですね。
    キヤノンのEF85mm、50mmの写りは別格です。

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