FE 24-70 mm f/2.8 GM IIレビュー
ソニーのフルサイズミラーレスシステムは2013年に登場した、それはライバルとなるキヤノンRFとニコンZよりもほとんど5年ほど早いものだった。その差はとても大きい。いまソニーはフルサイズ市場のトップの位置にあり、その恩恵を得ている。その間、ソニーの競合会社はまだ基本的な光学式カメラを発売していて、ソニーに選択のための贅沢を許していた。彼らはオリジナルな何らかの製品や、またリフレッシュされたデバイスを年何値の間にわたり発売することをができた。リフレッシュというのは、もちろん最新の技術を取り入れるという意味であり、ソニーのレンズは物理的に軽く、小さくなりながら、光学性能的には旧機種と同等、ときにはそれ以上の性能を発揮している。
FE 24-70mm F2.8 GM IIは、そのような経営戦略のよい見本だ。公に発売されたあと、あなたはこのクラスのレンズで最も小さく最も軽量なレンズを手に入れることができる。光学系に多くの特殊なガラスを利用しているので、このレンズは世界中のプロフェッショナル向けとしての標準的な高い要求を満たすことができる。
十分ではないが、ソニーの最新機種はフォーカスメカニズムの性能に目を見張る進化を提供している。多くの場合、効率的なXDモーターを利用したAFを採用しているので、オートフォーカスは光のように速く正確で、このようなカメラでビデオや静止画を撮影することは本当に楽しい。
FE 24-70mm F2.8 GM IIは、オートフォーカスが旧機種のものよりさらに性能がよく、当時の水準を引き上げており、そのような傾向になっているとても良い例だ。
LentTip.com
ソニーのFE 24-70 mm f/2.8 GM IIのレビュー記事が掲載されています。記事にはサンプル画像や、その他詳細な記述かありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
5年先を進んだソニー
記事によれば、f/2.8通しの標準ズームとして世界最小、最軽量を実現しながらも、旧機種より光学性能が向上しているとしています。手放しの褒めようですね。
ソニーのミラーレスへの市場参入と、ライバルの参入状況の違いにも言及していて、ソニーとキヤノンやニコンがフルサイズミラーレスを投入した5年の差というものがかなり大きいものだったとしています。キヤノンやニコンが参入するまで、ソニーに自由に好きなことをされてしまったということを言いたいようですね。
ソニー用のレンズは、シグマ、タムロンの参入もあり、今では選びたい放題でラインナップもかなり揃ってきていて、キヤノンやニコンより2歩ぐらい先を進んでいるという印象ですし、サードパーティー製のレンズは光学性能も高いうえに廉価ということで、ソニーのカメラが売れるのも理解できるところです。
ただし、レンズ戦略については各社でわかれています。
例えば、ソニーはEマウントの仕様を公開して、タムロン、シグマのレンズ市場への参入を許しています。ニコンも一部のメーカにZマウントの仕様を明らかにしていますし、さらにタムロンレンズをODMしてニコンブランドとして発売しています(ODM=他社「タムロン」が設計、製造した製品を自分のブランド「ニコン」で販売すること)。
キヤノンについては、今ところ完全に自社設計となっているようで、他社の参入を許していないように見えます。
レンズ販売の利益を最大限に得るためには、現在のキヤノンの方式がよく、最も利益を失ってしまうのがソニーの方式です。ニコンは自社が発売するレンズに影響を与えない範囲でZマウントの特許の使用を認めたり、人気のあるレンズを自社レンズとして販売する選択肢を得ていることで、様々な施策ができるという意味では最も有利な戦略と言えるかもしれません。
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント