Nikon Z 9 動画、連写の撮影条件の調査 新ファームの追加機能とは

Nikon Z 9に関するアレコレ

先日、発表されたNikon Z 9ですが、様々な情報がありましたね。特にAFの進化、撮影コマ数、動画性能などが向上されていることはわかるのですが、情報量が多すぎて仕様を把握できず混乱しています。そこで、ちょっと気になったところを調べてまとめてみました。

なお、それぞれ引用している内容は、すべてニコンのNikon Z 9のホームページから引用しています。

将来対応される内容

まずは将来対応される動画のバージョンアップについてです。さらっと書いてあるので気がつかずに読み飛ばしてしまう人も多いかもしれません。このあたりは、過去の噂にも「Nikon Z 9の一部の機能は後日のファームアップで対応される」というものがありましたが、恐らくこのことでしょうね。

動画のファームウェアバージョンアップ対応機能

Z 9は、8K UHD/60p対応のRAW動画内部記録をはじめとする、さまざまな機能を搭載するためカメラのファームウェアのバージョンアップを予定しています。

主な対応予定機能

・8K UHD/60p(12bit)のRAW動画の内部記録
・動画Mモードでの低速シャッタースピード設定
・動画MモードでのISO感度1/6EV設定
・動画情報一覧表示
・ウェーブフォームモニター表示
・動画撮影中の赤枠表示
・動画撮影中の拡大表示倍率の切り換え

記述によれば、8k 60pの内部RAW記録は後日の対応になるようです。最初に仕様をみたときは8k 30pとあったので、あれ60pは?と思ったのですが、後日の対応でした。勘違いしてごめんなさい。そうなると8k 30pが125分対応なわけですが、8k 60pは何分までの連続撮影になるのかというのが気になるところです。

また125分の連続撮影したあとの、どのぐらいのリカバリ時間を設ければさらに125分の撮影が可能なのかといったことも、恐らく今後のレビューででてくるのだろうと思いますね。

Nikon Z 9の動画撮影機能

動画機能についても、いろいろな条件や制限があって理解がしにくいところではありますが、ニコンは今回、親切にもこんなページを用意してくれていました。これを読めば、概ね動画関連の機能は理解できそうです。

まず全体的なこととして、RAWの内部記録についての記述がないので、たぶん現時点では不可能なのではないかと思います。なので後日のファームアップで8k 60pの内部記録が可能になると、8k 60pの内部記録が可能になるぐらいですから、ほぼすべての動画サイズでも内部記録が可能になるだろうと思います。

そして連続撮影時間ですが、8k 30pであっても最大の連続録画時間は125分です。なのでどの画像サイズでも125分までは撮影可能となりそうです。

画像サイズ、フレームレート、撮像範囲の関係

まずは画像サイズ、フレームレート、撮像範囲の関係図です(画像タップで拡大します)。

これをみるとわかりますが、すべての画像サイズ、フレームレートにおいて撮像範囲をFXフォーマット(フルサイズ)に設定できることがわかります。つまり、クロップ無しの8k 30pや4k 120pが可能らしいことがわかります。

また、それぞれフレームレートによって異なりますが、4kとFullHDの120p/100pにおいては2.3倍のクロップとして撮影も可能になっていることがわかります。それ以外ではDXフォーマット(APS-Cサイズ)の撮像範囲を選択することができますので、その場合は1.5倍のクロップ撮影が可能になることがわかります。

全画素読み出しが可能な条件

さらに、全画素読み出しとなると、さらに異なる条件となるようです。それが以下の画像です。画像タップで拡大します。

このように全画素読み出しできる条件というのが限られていることがわかります。8k 30pは、もちろん全画素読み出ししないと実現できない解像度なので、FXフォーマットからの全画素読み出しです。しかし、4kやFullHDの一部では全画素読み出しが不可能であることがわかります。そして、たぶん最も利用されるだろう4k 30pは全画素読み出しが可能になっていることがわかりますね。

このことから8kからのオーバーサンプリングが可能なのは4k 30p/25p/24pのみだということがわかります。

それでは、それ以外の画像サイズや撮像範囲ではどうなっているかというと、たぶん8k読み出しのオーバーサンプリングではなく、ピクセルビニングまたは間引きによる対応ではないのかなと思いますね。

AFの検出範囲は強化されたのか

まず、今回のNikon Z 9のAFの検出範囲は以下のようになっています。

検出範囲 -6.5~19EV(スターライトビュー有効時:-8.5~19EV)
※静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100、f/1.2レンズ使用時、温度20°C

そして、Nikon Z 7IIのAF検出範囲は以下のようになっています。

-3~19 EV(ローライトAF時:-4~19 EV)
※静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100、シングルポイントAF(中央時)、f/2.0時、常温20°C

レンズのf値が異なるので直接的な比較はできないのですが、f/2からf/1.2で1.5EVの違いがあるとしたら、Nikon Z 9では-6.5EVから検出可能(スターライトビュー時は-8.5EV)なのでZ 7 IIからは大幅に進化したといえそうです。

ちなみに、キヤノンのEOS R3では以下のようになっています。こちらはレンズのf値が同じなので比較しやすいです。Z 9は通常は-6.5EVからの検出で、スターライトビューでは-8.5EVからなので、ほぼ互角ということになるのでしょうか?

EV-7.5~20
(F1.2 レンズ使用時※・中央測距点・ワンショットAF・常温・ISO100)

難しい連続撮影速度と画像サイズ

Nikon Z 9は120コマ/秒の連続撮影速度があるとしています。ただ撮影速度によって条件が異なったり、これとは別に動画からの静止画の切り出しというのもあるので、複雑で非常にわかりにくいです。

連続撮影モード

まず、Z 9の仕様にあるのは以下の連続撮影速度とモードがあるとされています。

・低速連続撮影:約1~10コマ/秒
・高速連続撮影:約10~20コマ/秒
・ハイスピードフレームキャプチャ+(C30):約30コマ/秒
・ハイスピードフレームキャプチャ+(C120):約120コマ/秒
※ニコン試験条件での最大撮影速度

このうちハイスピードフレームキャプチャ+(C120)については、約11メガピクセルでの静止画の撮影が可能としています。AF/AE追従ですが、JPEGの品質はNORMALに固定されるようです。そして、ハイスピードフレームキャプチャ+(C30)については、約30コマ/秒までとなりますが、そのかわり約45メガピクセルの静止画の撮影が可能だとしています。撮影コマ数が1/4になったので、扱えるデータ容量は4倍になり、11メガピクセルから45メガピクセルまで増えたということではないかと思います。

以前はAPS-Cセンサーサイズの読み出しで120コマ/秒という噂がありましたが、注意書きがないのでFXフォーマットでのjpeg撮影が可能なのでしょうかね?そのあたりも気になります。

連続撮影コマ数

そして20コマ/秒まではRAW+jpegの記録が可能になりますが、今度は連続撮影枚数が異なってくるようです。まずは記録可能コマ数と連続撮影コマ数についてです。画像タップで拡大します。

 

JPEG FINE(L)または高効率RAW※1設定時、約20コマ/秒で1000コマ以上※2の連続撮影が可能。

JPEGはJpeg L Fine時、RAWは高効率RAW(★マーク無し)時。RAW+JPEGまたはJPEG+JPEGで約20コマ/秒の連続撮影をした場合、連続撮影可能時間は約3秒となります。(※2021年内のファームウェアアップデートでさらなる機能向上を予定。)

注意書きをみるとJPEG FINE(L)または高効率RAWには、約20コマ/秒で1000コマ以上の撮影が可能ですが、JPEG+RAWで撮影した場合には、最大で3秒までの撮影になってしまうことがわかります。最大3秒ということは、約60コマまで撮影できるということになるのでしょうかね。

ただし、後日のファームアップで機能向上を目指すとしています。8k 60pも後日のファームアップで対応ということですので、何かしらのスループットの向上できる余地がどこかに残されているということなのでしょうね。撮影してすぐにjpegだけを転送して、RAWであとからしっかりと現像したいという人や、データを失いたくないから別々のメモリカードに保存したいというは多いでしょうから、jpeg+RAWで1000コマ以上とは言いませんが、もっと多くのコマ数を実現できると嬉しいのではないかなと思います。

8kからの静止画切り出し

またこれとは別に8kからの静止画の切り出しもあります。

8K UHD/30p、4K UHD/120p動画からの静止画切り出し
8K UHD/30p、4K UHD/120p動画※1から、それぞれ33メガピクセル、8メガピクセルの静止画※2を切り出し可能。高精細な8Kサイズの静止画や120pで捉えた決定的瞬間を、動画撮影後に選択してJPEG画像として保存できます。

8k 30pから33メガピクセルの静止画の切り出しをjpegとして保存できるということです。

レンズとボディの協調式補正が可能に?

さらにNikon Z 9の特徴のところにさらっと書いてあるのですが、Nikon Z 9はボディ内手振れ補正とレンズシフト方式が連動すると記述されています。これはピッチ/ヨーの手振れ補正をレンズとボディ内とで協調して補正するということなのでしょうか?少し気になりました。

最大6.0段※1の手ブレ補正効果で手持ち撮影をアシスト【NEW】

Z 9では手ブレ補正が進化。5軸補正のボディー内センサーシフト方式VRと、2軸補正のレンズシフト方式VRが連動し(シンクロVR)※2、最大6.0段※1の補正効果を発揮します。手ブレが気になる望遠撮影や低速シャッタースピードでの静止画撮影、動画撮影の手ブレの影響も、より効果的に補正できます。

期待したい新ファーム

ここまでみてみると、かなり多くの機能から後から追加されるかもしれないことがわかります。特に動画の8k 60pや、さらなる連続撮影機能などに期待がかかりますね。しかも年内に発表予定ということですので、2ヶ月以内には発表される可能性が高いということになりますので楽しみですね。

最後になりましたが、間違って解釈してしまい実際の仕様と異なる記述をしてしまっている可能性がありますので、そのあたりだけご注意ください。ご指摘いただけると助かります。最後までありがとうございました。

[template id=”4241″]

コメントする

※名前の入力は必須です
※メールアドレス・ウェブサイト欄の入力は任意です。
※メールアドレスが公開されることはありません。
※アンチスパム機能により投稿内容が反映されない場合があります。
※投稿がすぐに反映されない場合があります。

Scroll to Top