平素よりシグマ製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
2020年6月5日に株式会社ニコンから発売になった「D6」と一部の弊社製ニコン用交換レンズとの組み合わせにおいて下記の現象を確認致しましたので、ご案内申し上げます。
今後も検証をすすめ詳細が判明次第、改めてご案内いたします。
【対象となる製品】
SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art
SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art
SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art
SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art
SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art
SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art【確認された現象】
・カメラの電源をONにしても起動に時間がかかる
・オートフォーカスが作動しない対象製品をご使用のお客様には、大変ご迷惑をおかけ致しますこと、深くお詫び申し上げます。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://www.sigma-photo.co.jp/new/2020/06/09/4967/
シグマレンズにも不具合が発生
シグマが一部のシグマ製レンズをNikon D6で利用したときの不具合について告知しています。
記事によれば、上記の対象となる製品をNikon D6で取り付けて利用したときに、カメラの起動に時間がかかったり、AFが動作しないといった状況になる可能性があるようです。この記事では、可能性があるとか、一部とかの表記がないので、すべてのレンズで発生する可能性があるのでしょうかね?
これらのシグマ製レンズをNikon D6で利用しようとしていた人にとっては少し残念だったかもしれません。ですが、いずれファームアップで利用出来るようになると思いますので、それまで我慢という感じですね。
レンズにつき物の互換性問題
実は、先日にタムロンにも同じような状況が発生していました(参照 タムロン 一部レンズとNikon D6での不具合について告知)。これも同様にNikon D6でタムロン製レンズを利用したとき、AFが作動しないというような問題があるそうで、今回のシグマレンズとほとんど同じような状況になっています。
ニコンやキヤノンはマウントに関しての仕様を明らかにしていません。なので、シグマやタムロンなどのサードパーティーレンズメーカは、リバースエンジニアリングしてマウントに関する仕様をいわば「想像」して自社のレンズを作成していることになります。
たぶん、ニコンはこれまでのレンズで利用していなかった、何かしらの通信方法を初めて今回のNikon D6で利用したと思われますね。もし過去に同様のやり方をしていたのならば、そのときに不具合が発生していたはずです。今回、初めて不具合が発生したということで、これまで使用してはいなかった方法や、通信タイミング、レンズとの通信手順などをしていた可能性が高いのではないのかな?と思いますね。
ソニーのEマウントは、レンズメーカの参入を促すために仕様をすべて公開しており、ソニー向けレンズについては恐らく今後も問題なく動作すると思います。ただ、ニコン、キヤノン向けについては仕様が公開されておらず、自分たちで仕様を解析してレンズを作成するため、今後も、かなりマレになると思いますが同様の問題が発生するかもしれないですね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
もし、サードパーティーが ZとRFだせば、このような案件は稀ではなく頻繁に起こるでしょう。
Fマウントのように旧式レンズでさえ問題が起きるので高度にボディーと通信する現代マウントでは問題頻発です。
その度、サードパーティーが責任を取り続けることに。
全く割に合わないのでサードパーティーによるZとRF参入はないでしょうけど・・・・