オートフォーカスの改良に加え、来週に予想されているNikon Z 6/Z 7のファームウェアアップデートでは、他のブランドのCFExpressカードとの互換性も追加される(最新のアップデートはソニー製CFExpressカードだけのサポートが追加された)。
(記事を一部引用して意訳しています)
(記事元)https://nikonrumors.com/2020/02/16/the-upcoming-nikon-z6-z7-firmware-update-is-also-rumored-to-add-support-for-more-cfexpress-memory-cards.aspx/
Nikon Z 6/Z 7のファームウェアが来週公開?
NikonRumorsがNikon Z 6/Z 7のファームウェアのアップデートに関して報告しています。
記事よれば、来週にも発表が予想されているNikon Z 6/Z 7のファームウェアのアップデートですが、オートフォーカスの改良に加え、新たなCFExpressカードの対応があるかもしれないとしています。
CFExpressカードへの対応は、これまでソニー製のものしか対応していませんでした。その後にソニー製メーカ以外の製品も発売されてきているため、それらのカードについてさらに対応を増やしたということだと思われますね。
速度的には期待できない?
もともとNikon Z 6/Z 7はXQDカードのみの対応でした。CFExpress type BカードはXQDカードと端子などが物理的に互換性があり、メモリリーダライタ側が対応すれば両方のメモリカードに対応できるようになっています。
ですがNikon Z 6/Z 7は内部的にPCI Express 2.0という規格で接続されているため、これがボトルネックになりXQDカードからCFExpressカードに変更しても書き込み性能は向上しないと言われています。
XQDカードの規格では、今のところ発売しているカードではPCIe Gen 2.0という規格でデータ転送を行っています。PCI Express 2.0は最大で500MB/sの転送が可能です。CFExpressカードではPCI Express 3.0という規格でデータを転送していて、こちらは1000MB/sまでの速度があり、さらに2本を束ねているので最大で2000MB/sまでの速度がでるようになっていたはずです。
なので書き込み速度を期待してCFExpressカードに変更しようと考えている人は、その恩恵を得られないかもしれないので実際に確かめてみるのがいいと思います。ただ、それでもCFExpressカード用のメモリリーダを購入すれば、メモリカードとPCとの間の転送速度は劇的に向上すると思いますので、そういう点では意味がありそうです。
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コメント
コメント一覧 (1件)
Nikon Z 6/Z 7が内部的にPCI Express 2.0で接続されているのは極めて残念です。
もし、3.0だったら、Z7のバッファー開放ももっと早くなったと思うんですが。
Z7のバッファーは少ないと思いますね。