ソニーα9 IIIを正式発表
ソニーが世界初のグローバルシャッターを採用したミラーレスカメラα9 IIIを正式発表しました。
主な特徴
- 世界初グローバルシャッター方式のフルサイズイメージセンサー搭載デジタル一眼カメラ
- 新次元のスピード性能を生かす最先端のAFシステム
- プロの撮影を支える快適な操作性と高い信頼性
- 即納をサポートする高速ワークフローと高い拡張性
センサーサイズ | 35mmフルサイズ (35.6 x 23.8 mm)、Exmor RS CMOSセンサー |
画素数 | 約2520万画素 |
イメージプロセッサ | BIONZ XR+AIプロセッシングユニット |
被写体認識 | 人、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機 |
手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) |
手ぶれ補正効果 | 8.0段 |
高速連続撮影 | 約120コマ/秒 AF・AE追従 |
動画撮影 | 4k 120p |
フラッシュ同調速度 | 1/80000 秒 |
シャッター速度 | 静止画撮影時: 1/80000-30 秒、バルブ、動画撮影時: 1/8000-1 秒 |
ISO | 静止画撮影時: ISO 250 – 25600 (拡張: 下限ISO 125、上限ISO 51200) |
フォーカスポイント | 759点(カバー率約95.6%) |
EVF | 0.64型 約943万ドット電子式ビューファインダー |
背面液晶 | 3.2型 約210万ドット 4軸マルチアングル液晶モニター |
メモリカードスロット | CFexpress Type Aデュアルスロット |
サイズ | 約136.1 x 96.9 x 72.8 mm |
重量 | 約703 g(バッテリー、メモリカード含む) |
2024年1月26日にソニーがα9 IIIを発売すると発表しました。店頭予想価格は約88万円。予約開始は11月16日10時からとなるそうです。
フルサイズミラーレスカメラで世界初となるグローバルシャッターを実現し、静止画、動画でのローリングシャッター歪みを発生させることなく、肉眼でみた形状のままの撮影が可能だとしています。またブラックアウトフリーでAE/AF追従で最高120コマ/秒までの連写が可能で、ソニー製フラッシュの利用でシャッター速度1/80000秒までの全速でフラッシュ同調撮影を可能にしたとしています。
製品の特徴だけみるとものすごいとは思うのですが、まだ実感がわかない感じがします。実際にレビューが公開されて、グローバルシャッター機能がどのように撮影に影響を与えるのかみてみたいと思いますね。
そして価格は約88万円ということで、かなり高額なカメラです。被写体認識機能でのNikon Z 9との違いなども気になるところですね。
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(記事元)https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-9M3/?s_pid=jp_/ichigan/_ILCE-9M3
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コメント
コメント一覧 (5件)
産業向けでは普及が進んでいる(コンベアを高速で流れる製品の画像検査で歪んでたら使えませんし)グローバルシャッターでしたが、ついに一般向けに搭載……自前センサーを持つソニーだからこそのエポックメイキングでしょう。
一方、α9IIと比較して、常用ISOが低感度側で1.3段、高感度側で1.0段狭くなっています。GSの宿命なので驚きは無いですが、流石のソニーでも克服はまだ無理でしたか……
それでも、今まで撮れなかったものが撮れるなら許容範囲という人や用途もありそうです。用途的には縦グリ一体型にした方が良かった気もしますが、そこはソニーの哲学ですかね。
画質やダイナミックレンジとかはどうなんでしょうね。そこは報道スポーツでは最重要ではないと思いますが。
必要な人には必要なんだと思いますが、食指動かずです。試しに買うのも、R1が控えていて予算無しです。
CANONもこれを受けてR1の情報を早目に出した方が良いのではと思いました。
まさか本当にグローバルシャッターを搭載してくるとは思いませんでした。
初代α9も驚きましたがそれからおよそ6年半、3型でまた驚かせてくれましたね。
α1が出てα9シリーズはどうなるのかと思っていましたがこうくるとは。
また外観ではグリップ部分がガッシリしてそうで触ってみたいですね。
それに伴い縦グリも新型が出るようなのでα1やα7/7R/7Sシリーズの後継機もα9 IIIに近い筐体になるのでしょうか。
やはりミラーレス時代の旗振り役はソニーなのだなと思い知らされました。読み出し速度云々、歪む歪まない云々の議論が馬鹿馬鹿しくなってしまうほど、一歩二歩先へ時代を前に進めましたね。
とはいえ、グローバルシャッター故のデメリットはまだまだついて回るでしょうし、個人的には現状のローリングシャッター機でも十分欲しい結果が得られていますから、そのリソース(特に金銭面)をレンズやその他機材に回すだけのことです。
サンニッパと同時発表でしたが、ソニーもこれを皮切りに軽量かつ高性能な超望遠レンズの充実に努めてもらえれば、α9Ⅲが本来、活躍するであろう動体撮影(スポーツ、乗り物、ステージ、野生動物)のユーザーにアジャストできると思います。
凄いですね。すでにずっと以前からスペックでも置いてけぼりですが、価格も置いてけぼりなので、同じくピンとこずです。α1の立ち位置等どうなる?ですが、さすがにグローバルシャッターを搭載となると、α1がかわいそうだのというより、ソニーの姿勢の方が上回っているのでしょう。ただ4000ドル近辺の競争はどうなるのかという、R5Ⅱがどう出るか等の興味が続きます。
セミコンダクターの社長がスマホがミラーレスを上回ると言っていましたが、何かどこ吹く風にも感じ、2層式センサーも出すかもですね。当時の発言に比べると現在は車載センサーも順調そうで、どうも適当発言に気を付けるべきとの勉強にもなったような気がします。
個人的にはAPS-Cもしくは4/3でメカシャッターレスを望んでいるのですが、なかなか難しい。。。