ニコン マレーシアに新会社を設立
ニコンがマレーシアに新会社を設立するようです。なぜ会社を設立するのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
「Nikon Precision Malaysia Sdn. Bhd.」を設立
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、マレーシアを中心とした東南アジアの半導体装置事業のサービス拠点として、「Nikon Precision Malaysia Sdn. Bhd.」(Managing Director:三浦 隆樹、マレーシア)をマレーシアのペナン州に設立しました。本年11月より営業を開始します。
新会社設立により、半導体メーカーの投資が特に加速しているマレーシアにおけるサポート体制をより強固なものにするとともに、既にサービスビジネスを展開しているNikon Singapore Pte. Ltd.と連携することで、今後市場が拡大する東南アジアでの半導体装置事業を一層強化します。
新会社の概要
社名 Nikon Precision Malaysia Sdn. Bhd. 所在地 マレーシアペナン州 資本金 MYR 13,000,000(約3.9億円) 代表者 Managing Director 三浦 隆樹 人員 当初約50名 主な業務 半導体装置の保守サービス、中古機の販売 出資構成 Nikon Singapore Pte. Ltd. 100%
東南アジアで半導体事業拡大か
プレスリリースによれば、東南アジアの半導体製造装置のサービス拠点としてマレーシアに会社を設立したそうです。恐らく半導体製造装置の設置や保守、修理など様々なサービスを提供する専門の会社ということになるのだと思いますね。
先日、日本はアメリカ、オランダとともに最先端の半導体製造装置を中国に販売しないよう取り決めたという報道がありました。
このため、一部の中国企業が東南アジアに会社を設立して、国外で半導体を作ろうという動きがでているようです。また、リスクヘッジのため中国に製造工場を頼っていた企業が、自前でベトナムやタイなどに半導体製造工場を設立しようという動きがあるようです。
ニコンとしても中国に半導体製造装置が売れないということになると多少なりとも困りますので、東南アジアでのサポートを強くして、そちらで製造装置を販売していこうということなのだと思いますね。
ただいま半導体需要は低下していくのではないか?という観測もありますのでちょっと心配でもありますね。
(記事元)https://www.jp.nikon.com/company/news/2023/0330_01.html
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コメント
コメント一覧 (2件)
巡り巡って結局は中国に製品が届くのであれば、今のロシアを見ていてもそうですが期待する効果は低い様に思ってしまいますね。
シンガポールに半導体ファンドリー(受託生産)工場がいくつかあるので、そのサポートのためではないでしょうか。
また、中国企業がというより、中国へ進出していた外国企業がマレーシアへ脱出する動きが起きているようです。
マレーシアにはインテルのパッケージング工場もあります。