パナソニックがLUMIX S1のアップグレードファームを有償提供するようです。
パナソニック株式会社は、35mm判ミラーレスカメラ「LUMIX S1」用の有償アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」を、7月18日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別2万円前後の見込み。
LUMIX S1で「V-Log」機能が使用できるようになるアップグレードソフトウェア(ファームウェア)。7月の公開がアナウンスされていた。
同社製デジタルシネマ用4Kカメラ/レコーダー「VARICAM」で用いられている広いダイナミックレンジと色域が特徴の14+ストップV-Log/V-Gamutに対応可能となるほか、4K 4:2:2の10bit動画記録モードとの組み合わせで豊かな階調と色情報による映像制作ができるようになるという。
このほか、V-Logを搭載するVARICAMシリーズやV-Log Lに対応した同社製デジタルカメラ「LUMIX GH5/GH5S」などとの組み合わせで一貫した絵作りが容易にできるようになるとしている。
このほか、これまでのアナウンスにみられなかった内容として以下の3点が追加されている。
(1)映像の白飛びを確認しながら撮影できる「波形モニター表示」機能
(2)V-Logを使った撮影時に編集後の映像を参照しながら撮影できる「LUT(ルックアップテーブル)表示/登録」機能
(3)別売XLRマイクロホンアダプター(DMW-XLR1)装着+MOV記録時の「ハイレゾ音声記録」機能(記事を一部引用しています)
パナソニックが発売するLUMIX S1用のファームウェアを有償提供すると発表しました。店頭予想価格は2万円前後ということで、かなり高い価格であることがわかりますね。今回の主に動画関係のファームアップについてネット上では「残念だ」との声が一部ででているようです。それはなぜでしょうか?
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実はこのファームウェアのアップデートは事前に予告されていたものでした。そして、そのときにファームは有償だけど、公開から一定期間は無料でアップデートできるという噂があったのです。そのため今回の発表において、無償アップデートの記述がまったくなかったので、一部の人々から失望の声があったということのようですね。
ところで、この有償ファームウェアというのはどのようにして実現してるいのでしょうか?もし有償ファームを手に入れることができたら、それをネットで流出してしまえば、事実上誰もが無料でファームウェアを入手できることになってしまうことにならないのでしょうか?
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そのあたりについてはパナソニックはしっかりと対策をしているようです。このファームウェアは、有償アップデートしたい人に個別に配布されるのではなく、全員に配布されるアップデートのようです。そして、その機能を利用したい人はパナソニックから配布されるライセンスキーをカメラに入力することで、その機能が有効になるというシステムのようですね。
つまり、新ファームには新機能が内包されていて、ライセンスキーを入力することで、その機能を有効化できるということのようです。このライセンスキーは、恐らくカメラの製造番号などに紐付いていて、個別のカメラに対してそれぞれのライセンスキーが配布されることで、同じライセンスキーを他のカメラで利用できないようにしているようですね。よく考えられています。
ファームウェアによる有償での機能アップデートというのは、今までではあまりみないシステムで面白い試みですね。詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000060-impress-ind
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