ソニー2022年度第1四半期決算発表
ソニーが2022年度第1四半期(以下、2022Q1)の決算を発表しています。どのような結果になっていたのでしょうか?それでは早速みてみます。
これとは別の資料になるのですが、デジカメとビデオカメラのカテゴリで、前年の2021Q1は1164.10億円だったのに対し、2022Q1は1397.03億円となっていますので、数値だけみればかなりの売上高が増えていることがわかります。
ただ上記にもありますが今回の売上高には、為替の影響が含まれている可能性があるので単純に数字だけで判断するのは難しそうです。
思ったより厳しかった部品供給問題
ソニーが部品供給不足などで受注を停止したのが、去年の11月でした。その後、部品供給の目処がたたないとして、製品の製造そのものを取りやめたこともありました。そしてα6400の受注を再開したのが、今年の5月下旬で、α7C、ZV-E10の受注を再開したのが今年の6月中旬です。
時系列にしてみましょう。
・2021年11月19日 α7 II/α6400/α6100 受注停止
・2021年12月03日 ZV-E10 受注停止
・2021年12月23日 α7 II/α6100 生産終了
・2021年12月23日 α6600/α7C 受注停止
・2022年05月26日 α6400 受注再開
・2022年06月14日 ZV-E10/α7C 受注再開
・α6600は未だ受注停止中
というわけで、11月から受注停止が始まり、5月~6月にかけて受注再開となっていることがわかります。かなり長期間ですよね。
しかし上記の資料では、”デジカメなどの部品供給が想定より早く改善”という趣旨の記述があります。ということは、実際にはα6600のようにまだ受注が停止していたり、受注を再開していたにしてももっと遅い時期になっていた可能性があったということになります。ということは、ソニーとしてはデジカメ製造に関して、私たちが考える以上に深刻な問題があった可能性があったということになるのだろうと思いますね。
受注停止期間6ヶ月というのはかなり長いですので、それだけでも業績に影響がでることは間違いないですが、それ以上の停止期間になっていたとすると、さらに影響が大きくなっていた可能性がありそうです。長かったですが、想定より早く改善したことは不幸中の幸いということになると思います。
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