キヤノン 2022年 第2四半期決算を発表
キヤノンが2022年12月期の第2四半期決算を発表しています。カメラの決算状況はどのようになっているのでしょうか?それではみてみましょう。
決算によれば、販売台数は減少したけれども、フルサイズカメラの販売と、レンズの販売が増加して2桁の増収になったとしています。また、EOES R7とEOS R10の発売でユーザの拡大に貢献しているように記述されていますね。
表をみると、カメラのカテゴリでは2021年第2四半期(以下、Q2)の売上実績の1121億円に対し、2022年Q2は1270億円と、前年比149億円の増加、+13.2%の売上増となっていることがわかります。また通年予想でも、2021年実績の4331億円に対し、2022年の予想では4997億円と前年比で15.4%も伸びていることがわかります。かなり復調してきている印象ですね。
大幅な伸び率は円安のおかげ?
ただ「対前年の売上伸び率(現地通貨)」の表をみてみると、カメラのカテゴリでは2022年の予想で4.8%しか増加していないことになります。なのに、売上となると15.4%の増加を見込んでいるということは、これは円安のおかげで利益を押し上げている可能性も考えられるのでしょうかね?
ただ台数ベースでも前年よりプラスになる見込みですので、そのあたりをみると安心といえそうです。
キヤノンのその他の情報
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
すでにCIPAが以前から言っていたといいえばそうですが、レンズが重要のようですね。レンズ一体型はそこがなく、やはり苦しいのか、3か月前よりコンパクトカメラの予想台数をキャノンは減らしていたりしますね(意図的か)。そして、特にニコンの超望遠レンズの出し方他を見ると、超望遠系も重要そうですが、そうなってくると、やはりパナソニックにどうする感が。。。
Z9ユーザーの自分からしても、気がつけばレンズへの投資額の方がボディを遙かに上回っています。
なんといってもカメラメーカーは交換レンズで儲けを稼ぐのが鉄則なんでしょうね。
そう考えれば、キヤノンやニコンが大手レンズ専業メーカーへと参入を促すような積極的な動きは当分無さそうに思います。
特に、ボディ側でのレンズ補正が前提となった今では、マウント規格が公開されていない場合では技術的にも参入が難しそうです。