キヤノンがRF24mm F1.8 MACRO、RF15-30mm F4.5-6.3を正式発表
キヤノンがRF24mm F1.8 MACRO、RF15-30mm F4.5-6.3を正式発表しました。以下、キヤノンのプレスリリース内容になります。
キヤノンは、「EOS Rシステム」の交換レンズ「RFレンズ」の新製品として、普及価格帯の広角ズームレンズ“RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM”を8月下旬に発売します。
“RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM”は、焦点距離15mmからの超広角撮影による多彩な表現を実現しつつ、高画質と小型・軽量を両立した広角ズームレンズです。ダイナミックな風景や自然なスナップなどの静止画撮影も、SNSで需要の高まる動画撮影も1本で幅広くカバーするRFレンズをラインアップに加え、ユーザーの多様なニーズに応えます。
焦点距離15mmから30mmの広角を生かした多彩な写真・映像表現
焦点距離15mmからの超広角を生かし、被写体との距離が十分にとれない室内や狭小スペースでの撮影や、ダイナミックな遠近感を生かした表現が可能です。また、焦点距離30mmでは見た目に近い自然な画角と遠近感やボケ味を生かした撮影表現が可能です。15mmから30mmの焦点距離をカバーすることで、風景や建物、スナップ、ポートレートなど多様な撮影シーンに対応します。
ズーム全域で色にじみの少ない高画質と小型・軽量を両立
1枚の「プラスチックモールド非球面レンズ」と2枚の「UDレンズ※1」を含む11群13枚の光学設計を採用し、「プラスチックモールド非球面レンズ」を効果的に配置することで、少ないレンズ枚数で光学系を構成しています。これにより、コストを抑えながらも優れた描写力を実現すると同時に、全長約88.4mm、質量約390gの小型・軽量化も達成しています。
レンズ内手ブレ補正5.5段※2、ボディー内手ブレ補正との組み合わせで7.0段※3の協調制御が可能
レンズ内光学式手ブレ補正機構により5.5段、ボディー内手ブレ補正機構を搭載しているEOS Rシリーズのカメラ※4との組み合わせでは、カメラとレンズによる協調制御を実現し、「EOS R5」(2020年7月発売)装着時は7.0段の手ブレ補正効果を発揮します。手持ちでの夜景撮影など、低速シャッターで手ブレしやすいシーンにおいても手ブレを抑えた撮影が可能です。
キヤノンWebサイト
ハーフマクロのRF24mm F1.8 MACRO IS STM
キヤノンは、「EOS Rシステム」の交換レンズ「RFレンズ」の新製品として、広角単焦点レンズ“RF24mm F1.8 MACRO IS STM”を2022年8月下旬に発売します。
“RF24mm F1.8 MACRO IS STM”は、広い画角と大きなボケ表現が楽しめる大口径・広角単焦点レンズです。スナップ・ポートレートなどの静止画撮影や、需要が高まる動画撮影などの幅広いシーンに対応し、ユーザーの多様なニーズに応えます。
焦点距離24mmの広角撮影による豊かな表現力
焦点距離24mmの広い画角と強調しすぎない遠近表現により、静止画・動画双方の撮影において幅広いシーンで使用できます。さらに、最大撮影倍率0.5倍、最短撮影距離0.14mのハーフマクロ撮影機能を備え、焦点距離24mmの広い画角を生かしたワイドマクロ撮影を楽しめます。
F1.8の明るい開放絞り値によるボケ味を生かした表現が可能
F1.8の明るい開放絞り値により、背景や手前を美しくぼかした描写や、大きな玉ボケを生かした表現を楽しむことができます。また、明るさを生かして速いシャッタースピードを設定することで、被写体ブレを抑えた撮影が可能です。さらに、1枚の「プラスチックモールド非球面レンズ」と1枚の「UDレンズ※1」を含む9群11枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減し、高画質を実現しています。
優れた手ブレ補正効果や小型・軽量設計により、快適な静止画・動画撮影を実現
レンズ内光学式手ブレ補正機構により5.0段※2、ボディー内手ブレ補正機構を搭載しているEOS Rシリーズのカメラ※3との組み合わせでは、カメラとレンズによる協調制御を実現し、「EOS R5」(2020年7月発売)装着時は6.5段※4の手ブレ補正効果を発揮します。さらに、気軽に持ち運ぶことができる、全長約63.1mm、質量約270gの小型・軽量を実現し、歩きながらの動画撮影など、さまざまなシーンにおいて快適な撮影を実現します。
キヤノンWebサイト
それぞれの発売日と予想価格は以下のようになっています。
・RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM 発売日 8月下旬 キヤノンオンラインショップ価格 税込み8万5800円
・RF24mm F1.8 MACRO IS STM 発売日 8月下旬 キヤノンオンラインショップ価格 税込み9万6800円
これらのレンズは非Lレンズですので比較的廉価な製品として、動画撮影などにも便利に利用できそうですね。24mm f/1.8 MACROはハーフマクロですが、広角レンズのハーフマクロなので様々な撮影に利用できそうです。
キヤノンのレンズの最新情報
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コメント
コメント一覧 (5件)
MTFを見てビックリ! 背景をぼかして撮るかF11まで絞って撮るか、APS-C用か。
Panasonicの20-60mmもプラスチックレンズが使われていましたが、画面全域で色収差を感じました。気が付く人はこの値段だと割高感があるかもしれません。
価格は想定内ということで、これでキャノンは廉価系レンズでそれなりに揃ってしまいますね。(買う予定もないのに申し訳ないですが)ただ個人的にはそれぞれ所々で不満な仕様があったりします。15-30mmも最大倍率0.5倍とはいえ、15mmでMF時とはどうなんでしょうか? AFの場合の倍率は大したことはないようですし。そして結局のところ、フルサイズ用の18-45mmは発売されるのかどうか(RF-Sの間違いだった?で、もう無理そう?)。何か種々見渡したところ、パナソニックの20-60mm、70-300mmの組み合わせがうまいように思えてきたり。20-60mmは26mm時AFで0.43倍のようですし。しかし、そうはいってもなかなか難しいですね。
価格はキタムラ等カメラ店の価格がまだ出ていませんが実売は
キヤノンオンラインショップより1割ぐらいは下がると思います。
実写サンプルを見ると電子補正前提でしょうが良い写りですね。
R7で撮影したRF24mmはボケも綺麗です。
他所でもMTF曲線を気にする方がいらっしゃいますが各社基準が
異なるので見ても写りの参考にはなりませんね。
シグマやキヤノンの表記は良心的だと思います。
ちなみに私はMTF曲線から写りの善し悪しは読み取れません。
MTF曲線は会社間での比較は厳密にはできませんが、同社内の比較はある程度可能だと思っています。キヤノンレンズも数十本所有してきましたが、概ね傾向は合致していました。絞り開放時の周辺解像という点が分かりやすいところですが、絞った状態がどうなのかまでは分かりませんね。
上の私のコメントはRF15-30mm F4.5-6.3 に対するものでしたが、暗いレンズは開放から解像ピークでないと使い辛いので、このレンズちょっとどうかと思った次第です。
24mm f/1.8の方はボケが綺麗そうなMTF曲線ですが、唯一プラスチックレンズの点だけが気になるところです。EF24mm F2.8を使っているので、買う予定はありませんが。
Photographer-Nさん
こんばんは。
プラスチックレンズは気にする必要はないかと思います。
スマートフォン、メガネ、CD等の読み取り用レンズ、カメラ用のBRレンズ、
レプリカ非球面レンズ(片面がプラスチック)等、様々な用途に使われています。
耐久性も問題はないのではと思います。
おそらくあの陣笠のようなレンズはガラスでは高価になってしまうのでしょう。
ガラスモールドにしても仕上げ研磨が大変そうです。