キヤノン EOS R5 Cの一部ロットをリコール
デジタルシネマカメラ「EOS R5 C」をご使用のお客さまへ
2022年3月23日キヤノンマーケティングジャパン株式会社
平素はキヤノン製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
デジタルシネマカメラ「EOS R5 C」の一部の製品におきまして、製造過程における調整の問題により、動画モード(電源スイッチをVIDEOにする)でオートフォーカス機能が正常に動作しない場合があることが判明致しました。つきましては、その内容と弊社の対応についてご案内申し上げます。
本製品をご使用のお客さまには、ご迷惑とご心配おかけいたしますことを謹んでお詫び申し上げます。
今後は、お客さまに安心してご使用いただけますよう更なる品質管理の徹底をしてまいりますので、 何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。現象
対象モード
動画モード(電源スイッチをVIDEOにする)現象
-キヤノンWebサイト
オートフォーカス作動時、AFフレームが表示されても、ピントが合わない(ピントが合ったり合わなかったりを繰り返す)現象が発生します。
※ 本現象は、動画モードにおけるオートフォーカス作動時のみに発生します。静止画モード(電源スイッチをPHOTOにする)でのオートフォーカスには影響ありません。
キヤノンがEOS R5 Cにオートフォーカスが正常に動作しない場合があるとして、EOS R5 Cの一部の製品を回収し、無償で再調整すると発表しました。問題の原因としては、一部製品の製造過程における調整の問題だとしています。
問題が発生するのは動画モードのみで、ピントが合わなかったりピントが迷うという現象が発生するとしています。また、これは動画モードのみで静止画の撮影には影響がないようです。
対象製品は?
肝心の対象製品は以下のようになっています。
対象製品
デジタルシネマカメラ 「EOS R5 C」の一部の製品
対象製品の判別方法は以下の通りです。カメラ本体底部のシリアル番号の左から4桁目および5桁目の数字が”42”、かつ末尾3桁の数字が”002~115″の製品で発生する場合があります。
対象シリアル番号:651429000002~651429000115※ 対象は日本とオセアニア地域の初期の製品です。
-キヤノンWebサイト
このロットを販売したのは日本とオセアニア地域のみのようで、北米、南米、欧州などユーラシア大陸、アフリカなどの製品には問題がないようです。シリアルが連番になっていると仮定すると2番から115番までの113台だけに何かしらの調整ミスがあったということなのでしょうか。そうすると比較的製品数が少ないので不幸中の幸いかもしれません。
ですが、調整不足がこのロットだけに発生したというところが少し理解できない感じもします。一時的に調整する機器の設定を間違えていたということなのでしょうか。それとも実は部品に何かしらの欠陥があることがわかり、その部品と同ロットを使用したEOS R5 Cをすべて回収して新たな基板などに取り替えるというようなことをしようとしているのでしょうか。ファームウェアの調整では済まない問題のようですのでハードが絡んでいる可能性が高いようにも思えます。
でもこのようにすぐに対応してくれるのは安心ですよね。安心して購入できますし企業ブランドの毀損も最小限で済むと思います。
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