フラッグシップOM-1を正式発表
OMデジタルが、フラッグシップモデルとなるOM-1を正式発表しました。従来比3倍の処理性能のあるTruePic X、新しい画像処理アルゴリズムを採用し、従来のマイクロフォーサーズを超える画質を実現したとしています。また積層型の新しいセンサーを採用することで、ダイナミックレンジの向上、常用ISO感度の向上で高感度耐性も強くなったとしています。
イメージセンサーには、画素を4分割するクアッドピクセルAFを採用、1053点のオールクロス像面位相差センサーを搭載し、AF/AE追従最高50コマ/秒という高速連写性能を実現しているそうで、かなり連写性能が向上していることがわかります。
被写体認識性能もAIアルゴリズムの改良でかなり向上しており、E-M1Xの3倍の認識能力があるそうです。こちらもかなり進化しているようで、これまで「驚くようなカメラ」という表現がされていましたが、基本性能の高さは確かに驚くようなカメラといっても全然おかしくないなという印象ですね。
なお、発売は3月、店頭予想価格は27万3000円前後で、ボディ単体のみの発売となります。また予約は本日すでに開始されています。OM-1の製品ページはこちらです。
今回のオンライン発表については、Youtubeからご覧いただけますので、ライブでご覧になっていないかたは録画を見て頂くと面白いのかなとおもいます。
OM-1に残るオリンパスロゴも今後は不明
多くの人が気になっていたのが、以前に流出したOM-1と言われる製品画像には、ペンタ部にオリンパスのロゴが残っていたことから、本当にOM-1にオリンパスのロゴが残るのかどうか?ということでした。しかし、今回の正式発表でやはりオリンパスロゴが残っていることがあきらかになりました。個人的にはあり得ないと思っていたので、ちょっと驚きです。
なお、今後、オリンパスのロゴが残るのかどうかは不明と報道されています。
なおOMデジタルソリューションズでは、OLYMPUSのブランド表記を順次OM SYSTEMに切り替えていくと発表済み。本機にはペンタ部に“OLYMPUS”のロゴが残っているが、同社ではこれを「開発哲学としての“OLYMPUS”とOM SYSTEMのダブルネーム」と表現しており、今後の機種にもOLYMPUSの文字が残るかは不明。
-デジカメWatchより
今回のカメラ名のOM-1ですが、1972年7月に発売されたオリンパスM-1/OM-1と同じ名前のカメラということになります。もともと、35mmフィルムの一眼レフカメラをMシステム、その一つのカメラがM-1として発売されたのですが、ライカのカメラと名前が被るのでオリンパスのOをつけてOMシステム、OM-1として発売という経緯があるそうです。
今回、新しいフラッグシップモデルのカメラの名前としてOM-1という名前を付けたのは、その過去のOM-1発売時の精神に立ち戻るというような意味が込められているのかもしれません。そして気になるのは、今後のカメラにもオリンパスのロゴが残るのかどうかというところだと思いますが、これはさすがに微妙なところではないのかなと思っています。これは想像ですが、今年度、つまり3月31日までの発売分のカメラについてはオリンパスロゴを付けられる契約となっているのではないのかなと思うのですが、今後の機種にオリンパスロゴが残るのかどうかは不明ということで、どうなるのか心配なユーザも多いと思います。
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コメント
コメント一覧 (10件)
他にも入ってたら無視してください。
ペンタックスロゴー>オリンパスロゴ
ご指摘ありがとうございます。
申し訳ありません。他の記事を選別しているときにペンタックスを記事をみていたため間違ってタイプしてしまったようです。
さっそく訂正させていただきました。
ご指摘ありがとうございました。今後とも当サイトをよろしくお願い申し上げます。
これでは、OLYMPUSロゴは今回限りとしていますね。
https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/e3-80-90-e9-80-9f-e5-a0-b1-e3-80-91-e5-b0-8f-e5-9e-8b-e8-bb-bd-e9-87-8f-e3-81-ae-e9-ab-98-e6-80-a7-e8-83-bd-e3-83-9f-e3-83-a9-e3-83-bc-e3-83-ac-e3-82-b9-e3-80-8com-1-e3-80-8d-olympus-e3-83-ad-e3-82-b4-e3-81-af-e4-bb-8a-e5-9b-9e-e9-99-90-e3-82-8a/ar-AATRplw?ocid=uxbndlbing
ペンタ部にOMSYSTEMと表記されても
一般ユーザーには遡及力が全くなく
せっかくのフラッグシップ機も注目されないでしょうね。
OMSYSTEMは写真趣味人以外は聞いたことの無いメーカーですし。
OLYMPUSの名称使用は名称使用料をOLYMPUSへ支払えば使用できると思います。
それともOLYMPUSがOMSYSTEMの経営状態が良ければ子会社にするのでしょうか?
なっことは無いと思いますが。
マイナビニュースでは、担当者が「今後投入するカメラは、すべて“OM SYSTEM”ロゴになる」とコメントした旨記載があり、これが最後だと断言しています。
https://news.mynavi.jp/article/20220215-2272825/
一方でGIZMODEのインタビュー動画を見ると「しっかり皆さんにOM SYSTEMというものを認知していただいて、これでいいんじゃないかという時期がもし来れば、そういうこと(おでこの名前変わるんですか?に対して)もあるかも」と言っており、「もし」「あるかも」など変更に消極的な匂いが伺えます。
https://www.youtube.com/watch?v=NDjtKCJMhR0
一体どっちなんでしょう……後者の方が生インタビューなので公式アナウンス感ありますが、前者も担当者に聞いたと書かれているので信憑性は高そうですし……公式の発表会では特に触れていないように見えますし。
ご指摘ありがとうございます。
筆者もその点については様々な報道があることを理解しています。この記事に関しては(デジカメニュースをメインとしているという点を重視して)デジカメWatchからの情報をベースに記事にさせていただきました。
発表が本日の15時でしたので、しばらく時間が経過し、報道が各メディアで揃った段階で、オリンパスのロゴについてどのような報道がされているのかまとめてみたいと思います。
今後とも当サイトをよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
仰る通り、まだ情報が錯綜している状況と言えますね。
報道のまとめ、大変助かります。お待ちしております。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
連投すみません。
インタビュー動画の台詞、「あるかも」ではなく「あるかと」でした。訂正いたします。
これなら新ブランドで出してもよかったのでは感は個人的にはありますね。この機種の会社ということで、地道にやる以外ないし、レンズはもうOM SYSTEMですし(新OM-1見かけてもOLYMPUSで、何それ?ともならないのでは)。古い人間なので、OLYMPUS、OM SYSTEM、OM-1 全てが古い名前のような気がして、(勝手言いますが)どうもな~と思ってしまいます。まあOM SYSTEM名称もどうもな~派だったので。とはいっても、他の例もありますし、種々考えられながらやっていくのでしょう。しかし、Vaio、REGZA、 KIOXIA(これらぐらいしか思いつかない、、、) どうなんでしょうね。
電子シャッターのストロボ同調は1/100秒のようで、メカシャッター廃止には至らない性能のようですね。少しソニーは抑えてきた感じなのでしょうか? また14bitもないような。 なお高性能にはついていけてないので、これでも個人的には十分ですが。今のところ、クアッドピクセルAFが一番ですかね。
キャノンがAPS-CのR7を出すなら、かなりの覚悟がやはりいるように見えます。
せっかくの再出発でフラグシップ機なのに一等地のペンタ部に [OLYMPUS] とあるのはやはり違和感がありますね。
[OLYMPUS] がブランド名ならいいのですが企業名ですからね。
アサヒペンタックスのように [OM SYSTEM] のバッジロゴをペンタ部斜面に入れたほうがレトロ感もあってよかったのではとも思います。