ソニーがデジカメの供給状況を告知
更新日時
製品名 供給状況について 2021年12月23日
ご注文受付停止デジタル一眼カメラ:α6600シリーズ / α7Cシリーズ 2021年12月23日以降 特約店様から弊社へのご注文およびソニーストアでのお客様のご注文の受付を一時停止させていただきます 2021年12月23日
生産完了デジタル一眼カメラ:α7 IIシリーズ / α6100シリーズ 2021年11月19日お知らせ時、α7 IIシリーズ / α6100ボディ(ブラック)を「ご注文受付停止 対象製品」とさせていただいておりましたが、今後の部品供給の見通しが立たないため、2021年12月23日をもって生産完了とさせていただきます 2021年12月3日
ご注文受付停止デジタル一眼カメラ:VLOGCAM ZV-E10シリーズ 2021年12月3日以降 特約店様から弊社へのご注文およびソニーストアでのお客様のご注文の受付を一時停止させていただきます 2021年11月19日
ご注文受付停止デジタル一眼カメラ:α7 IIシリーズ / α6400シリーズ / α6100ボディ(ブラック)
ショットガンマイクロホン:ECM-B1M
プロフェッショナルカムコーダー:PXW-Z1902021年11月19日以降 特約店様から弊社へのご注文およびソニーストアでのお客様のご注文の受付を一時停止させていただきます
半導体不足などの理由で、カメラの受注停止が相次いでいるソニーですが、現在のデジタルカメラの供給状況について、改めて告知しています。告知によれば、現在、受注を停止している商品は以下の通りになります。
- α7Cシリーズ
- α6600シリーズ
- ZV-E10シリーズ
そして、受注を停止していたものの、その後、部品の供給の見通しが立たず、そのまま生産終了になってしまった製品もあるようですね。それが以下の製品です。
- α7 IIシリーズ
- α6100シリーズ
α6100はα6100ボディ(ブラック)のみの受注停止ということでしたが、これで完全に製品として販売が終了することが確定してしまいました。廉価なAPS-Cのαシリーズが欲しい人にとっては非常に残念なことだと思います。
製造業のジレンマ 部品在庫のコストと供給不足と
製造業にとって製品の製造に必要な部品を在庫として抱えることはコストの増加につながります。多くの在庫を持つことは、それだけ保管場所が必要になりますし、部品の管理などにかかる費用も増えてきます。そして、製品に人気がなかった場合は製造に使われない在庫が多く破棄される可能性がでてくるなど問題がでてきます。
なので、できるだけ部品在庫を持たず、必要なときに必要な最低限の量だけ部品を仕入れて、在庫は最低限にしておきたいと考えるのが一般的な製造業です。部品の供給メーカに、自社の部品の在庫数を公開するから、部品が足りなくなると判断したら在庫を送ってくれと、外部に発注管理をお願いしているメーカもあったりします。メーカにとっては発注する手間が省けるので、さらにコスト削減になるという具合です。
しかし、現在のコロナ渦の影響で部品の供給が滞ったり、納入までに日数がかかるということになると状況は逆転します。部品などは発注すれば欲しいときに、指定された期日までに納品されるという前提で、様々の生産活動が行われているため、部品の供給が滞ると、本当に最低限の部品在庫しか抱えていないので、あっという間に部品在庫がなくなってしまい、製品が製造できなくなってしまうという問題が発生する可能性がでてきてしまいます。
コスト削減のために部品在庫を最低限にしたいけども、何かしらの問題が発生すると部品が無くなってしまい生産が止まってしまうということになるので、どのぐらいのバランスで部品在庫を抱えておいたほうがいいのかといったことを改めて考え直す時期に来ているのかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (2件)
6100、6400、6600でまさか一番後に発売された6100が最初に生産完了品になってしまうとは。
まあ6100より6400のほうが売れていたので6100の存在意義は微妙な感じでしたが空き番の6200が6100の後継機として出るのかどうか。
仮に出るとしても供給状況が回復してからになると思いますが部品供給不足が深刻なことになってきましたね。
需要低下が心配されていたデジカメ業界でしたが、
むしろ供給の方がボトルネックになり勝敗を左右するようになってきました。
こうなってくるとキヤノンがなぜあれほど安定したボディ供給能力があるのか気になってきますね。
それに比して追い付かないレンズ供給能力。
ソニーのボディ供給で何がボトルネックになっているのかも気になります。
例えばイメージセンサーだったならばその提供を受けているカメラメーカーの方も影響を被るわけで。