Adobe Nikon Z fcのRAWに対応
AdobeのAdobe Camera RawがニコンのNikon Z fcのRAWに対応したことがわかりました。上記がAdobeのサポートページに記載されている2021年8月の追加対象になった製品の一覧です。3番目にNikon Z fcのNEFファイル(ニコンのカメラのRAWデータの拡張子)があることがわかります。
調整の幅が広がるRAWからの現像
RAWデータとは、カメラのセンサーが受光した内容をそのまま出力したデータです。なので、すべての画素の情報が記述されています。そのためファイルサイズは滅茶苦茶大きなサイズとなっています。
廉価なカメラをのぞき、高級コンデジやミラーレスカメラ、一眼レフでは、通常、静止画ではjpeg画像とRAWファイルの両方を出力することができます。一般的なスマホですと通常はjpegのようなデータが圧縮された画像データしか出力することができません(最近はRAW出力可能な製品も増えてきました)。
jpegはファイルサイズを少しでも少なくするために様々な処理をしています。そのため人の目には気づかない程度かもしれませんが、画像も劣化しています。RAWはすべてのデータが記録されています。なのでRAWのほうが、jpegよりも幅広い加工が可能になります。
Adobe Camera Rawはアドビ製品のプラグインのようなもので、様々なアドビ製品に各種カメラのRAWを読み込むための機能として提供されています。そのためAdobe Camera Rawでサポートされると、PhotoshopやLightroomなどといったアドビ製品でNikon Z fcのRAWデータの読み込みが可能になり、現像や画像の加工が可能になります。
jpeg画像で加工している人も多いと思いますが、RAWデータのほうが加工できる範囲が広いですし、例えばニコンではCapture NX-Dといった無料の現像ソフトが提供されていますので、加工することが多い人はいちど試してみるといいと思います。
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