キヤノン オリンピックにおけるプロモーションをキャンセルか?
東京オリンピックの多くの日本のスポンサーは、プロモーションイベントやブースをキャンセルしているようだ。キヤノンもまた、オリンピックからプロモーションブースを撤去すると噂されている。
情報筋は、スポーンサーは”主催者の非常にギリギリの決定と、観客を許すかどうか判断の遅れにフラストレーションを感じている”とロイターに述べた。オリンピック開催まで2週間を切っている。二人の”問題に精通している関係者”の言葉を引用して、ロイターは次のように報告している。
カメラメーカのキヤノンは、オリンピックプロムナードに沿って設置されるプロモーションブースの計画を破棄した。
ロイターの情報筋によれば、キヤノンは東京のウォーターフロント沿いに観戦者の撮影スポットを設置する計画していた。しかし観客が許されないのであれば、それは意味がなくなってしまう。キヤノンはこの噂についてロイターへのコメントを拒否した。
キヤノンが東京オリンピックにおけるイベントをキャンセルするかもしれないという噂があるようです。報道はロイターによるもので、通信社が記事にしているものですので、信頼性は高いのかな?という印象です。
記事によれば、キヤノンは恐らく各地に設置される予定だった撮影スポットのようなものの設置の取り消しを決定したとしています。さらに、これはロイターの記事とは無関係のようですが、キヤノンは、東京五輪のプロムナードに設置される予定だった、プロモーションブースの設置もキャンセルするのでは?と噂されているようです。
たぶん、どこの会場かわかりませんが、東京五輪のメインストリートのようなものがあったり、関係者や報道関係者が集まるようなところにキヤノンのブースを設置して、それをカメラの販促に向けて利用しようとしていたのだと思いますね。そして、観客や海外旅行客向けに、様々な撮影スポットを冊子やサイトで紹介したり、実際にスポットに標識のようなものを建てて、ここが絶景ポイントなので撮影してねというようなことをしたかったのだろうと思います。そして、それを通じて、撮影の楽しさを知ってもらったり、ひいてはキヤノンのカメラの購入動機につなげたいという思惑もあったのでしょうね。
しかし、ここにきて無観客になりそうなことや、海外からの観客はないということで、プロモーションの意味がないということで、キャンセルになったということだろうと思います。もちろん、この噂が正しければ・・の話です。
スポンサーにとっては泣きっ面に蜂か
オリンピックは世界的なイベントですし、東京で開催されるということで、日本のグローバル企業にとっては東京オリンピックでスポンサーになることには非常に魅力を感じていたはずです。しかし、各国でテレビ放映されるとはいえ、会場で実際に観客に企業ロゴをみてもらえなかったり、各種会場でブースを設置できなかったりと、広告としての魅力は多少なりとも目減りしてしまっていることは確実です。
このような状態になってしまったときに、スポンサー料の減額が可能な契約になっているかどうかはわかりませんが、もし全額を支払わなければならないとしたら、企業にとっては頭の痛い問題になってしまうと思います。
しかも今回は新型コロナウィルスが問題なので、東京オリンピックが強行され、日本で感染者が蔓延した、東京に行った選手がウィルスを媒介しその国で感染者が増加したというような状況になれば、東京オリンピックのスポンサー企業を問題視する声がでてくる恐れもあるので、開催されるのも、開催されないのも痛し痒しという状況になっていると思います。
今回の状況をみると、ブースや撮影スポットなどの設置の取りやめというのは仕方がないところだと思います。企業としては、何事もなく無事に終わって欲しいと思っているのではないでしょうか?
[template id=”4241″]
コメント