(記事を一部引用しています)
(記事元)https://global.canon/ja/ir/conference/pdf/conf2020j.pdf
キヤノンが決算短信を発表
キヤノンが2020年第4四半期の決算について発表しています。画像クリックで拡大します。
発表によれば、カメラ事業については、前年よりマイナス25%ほど売上げが落ち込むという、大幅な落ち込みをしていることがわかります。これは言うまでもないことかもしれませんが、新型コロナウィルスの影響が大きいと思われますね。
ですが、逆にインクジェットプリンタり実績は前年で10%以上も伸びていることがわかります。これは新型コロナウィルスの影響で、テレワークやリモート授業が行われたことで、宿題などでどうしても紙だしが必要だったりして、家庭で利用するプリンタの需要が一時的に高まったことが原因だと考えられているようです。
EOS R5とEOS R6が利益を牽引?
数値を見誤っていたら申し訳ないのですが、2020年実績が2019年の実績より10%以上の約900億円ほど減収ということになっているのにも関わらず、2020年の営業利益が2019年の営業利益よりも約50%の約200億円も増えていることに驚きました。
インクジェットの売上げは伸びていますが、それも対前年で11%ほど過ぎているだけですので、それで営業利益が50%も増えるというのは、ちょっと考えにくいのかな?と感じています。
ということは、カメラの販売そのものは対前年の75%しか売れていないということですが、EOS R5とEOS R6が非常に高粗利の製品で、しかもユーザに受け入れられ、かなり売れているということで、利益率が改善し、営業利益もかなり増えたということになるのでしょうかね?
そう考えると高付加価値で高価格、高粗利の商品がヒットすると、かなり収益的にもメリットがあるのだな?とこれをみて思いました。
EOS R5はたぶん今後も既存のキヤノンユーザの一眼レフからの置き換えとして売れると思いますし、収益的にも安定するのかもしれません。ですが、ソニーがα1を発表してプレッシャーがかかる状況ですので、今後がどうなるか楽しみです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
カメラ
2019年売上高 4,668億円
2020年売上高 3,477円(-25.5%)
台数が25%減ならわかりますが、売上が25%減で利益率が改善ということは通常ないのではないでしょうか。
人件費・販管費・広告費を削って無理やり利益を絞り出したか、ほとんどがプリンタで増えた利益と思われます。
それはともかく1年間に25%も売り上げが落ちる市場というのも凄い話です。
最近はましになっていると思いますが、前は時間がたつと値下がり率が50%ぐらいのもが結構あったように記憶しているので、どういうことやーと思っていました。先ほど価格comで調べてみと、E-M10Ⅲダブルズームキットの参考の値下がり率が51.8%でしたが。。。。どれぐらいが原価で、どれぐらいの生産台数で黒字になるのか等が色々な機種でわかれば、種々面白そうなのですが。
極端な話、利益のない製品(利益率0%)で1500億円減少し、利益率40%の製品が500億円増えれば、200億円の利益が増える計算にはなるので、示された数字は全く不可能な話ではないような気がします。本当がどうなのかはわかりませんし、全くの経営他の素人の計算です。