交換レンズメーカ別シェア 1位シグマ 2位タムロン 3位ソニー 4位ニコン

交換レンズのシェアはどのようになっているか

交換レンズの売れ行きが好調で右肩上がりになっているそうです。その理由は何で、売れているのはどのメーカなのでしょうか?

(前略)

この10月でも販売本数シェアで純正組を抑えて1位と2位を占めた。1位はシグマで、販売本数シェアは18.9%。2位はタムロンで17.8%だった。やや差が開いて3位に、ようやく純正のソニーが14.5%で登場。以下4位ニコン14.2%、5位キヤノン12.9%で続く。

(中略)

レンズのマウント別で販売本数が最も多いのが、ソニーのミラーレスカメラ用のEマウントレンズ。10月現在で36.6%を占める。次いでニコンのZマウント用レンズで14.2%。

(後略)

交換レンズの売れ行きについてBCNが伝えています。記事では交換レンズの売れ行きが右肩上がりになっている理由が考察されていますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

さて、記事によれば交換レンズの売れ行きは右肩上がりで、実際にこの1年で販売金額が前年を下回ったのは1回だけで、毎月、前年同月を越えて降り文字通り右肩上がりになっているようです。かなりレンズが売れていることがわかりますね。

そして、メーカ別のシェアでは1位がシグマ、2位がタムロンとサードパーティレンズメーカが1位と2位を独占し、しかもその差も約1%とほぼ変わらないシェアを得ていることがわかります。

次にマウント別ではソニー向けレンズが1位で圧倒的なシェアで36.6%、2位にニコンが続き14.2%というシェアになっているようですね。

ただ、このシェアの集計期間に関しては2023年10月の1ヶ月間のシェアを表していて、1ヶ月というのは短いので人気レンズが新たに発売するとシェアはかなり変動しますので、そのあたりは注意しておく必要があるかもしれません。具体的な1年間のシェアの推移グラフはこちらのサイトから閲覧することが可能です。結構、上下の変動が激しいことがわかります。

そして後者のマウント別シェアに関しては「10月現在で」という記述があります。これが2023年10月のシェアなのか、ここ1年間の販売本数をまとめたものなのか集計期間がよくわからないのですが、ニコンのシェアが14.2%ということで、メーカ別シェアの14.2%と同じ数値なので、恐らく2023年10月の1ヶ月間のマウント別交換レンズ販売シェアということになると思います。

こうしてみると、かつては最下位あたりをうろうろしていたニコンレンズですが、Nikon Z 9やNikon Z 8の発売を機にじわじわとシェアが上昇していたようで、ソニーやキヤノンとほぼ同じように推移していることがわかりますね。Z 8やZ 9を購入する人はハイアマチュアやプロフェッショナルな人が多いので、高価なレンズでも購入する必要があるのだろうと思いますね。

ただこの交換レンズの売れ行きは、一眼レフからミラーレスへ移行した人、一眼レフにはあるがミラーレスにはなかったようなレンズが発売されたことをきっかけに購入している可能性があるのではないのかなと思いますね。つまり、いまはレンズラインナップを拡充している段階なのでレンズは売れているかもしれませんが、その後にある程度の需要が満たされると、売上げは落ちてしまう可能性があるのかなと思います。

ミラーレスへ移行する人が少なくなったり、すでに今所有しているミラーレス用のレンズで十分となったときに、これまで同様にレンズが売れるのかはわからないので、将来のことも考えていかなければならないのかなと思いますね。

そして今や日本製レンズの威信がなくなっているかもしれないことについて「今や交換レンズの”Made In Japan”表記に威信がある時代は終わった」にて詳しくお伝えしています。

シグマ最新情報

    (記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/5e2f6bca43d1256c2de0ec944b06aee26306822c

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    「交換レンズメーカ別シェア 1位シグマ 2位タムロン 3位ソニー 4位ニコン」への2件のフィードバック

    1. Photographer-N

      CANONが最下位なのが不思議ですね。RFマウントを独占しているならもう少し売れても良いと思うのですが、実はカメラ本体が売れていないということなんでしょうか。
      確かに昨年までの大ブレーク期間に売れるレンズは売り切って値上げ後は売れなくなったということかも。
      最近は、高いレンズか、入門者用のレンズばかりで、その中間があまり無いというのも気になりますが。

    2. 最も売れたのが FUJIFILM X 用の 18-50mm F2.8 DC DN Contemporary で富士フィルム自身のレンズはランキング外、ということで富士フィルムはサードパーティーへのマウント公開で自社レンズが売れなくなったという側面はあるかもしれません。
      一方で、サードパーティーへのマウント公開が極めて限定的なキヤノンは四位ということで公開しないのが正解というわけでもなさそうです。
      ソニー、ニコンともに、サードパーティーへマウント公開しつつも競争力のある自社レンズを抱えていることが功を奏しているのかもしれません。
      ニコンはボディの選択肢が増えて、24-120mm, 40mm, Plena のような大口径を活かしたレンズの選択肢が増えれば、レンズ売り上げについてさらなる成長も望めそうです。

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