
Nikon Z 30はなぜ売れているのか
Nikon Z 30はどのような人に売れているのか、そのヒントとなりそうなインタビュー内容がありました。興味深いので紹介したいと思います。
それではレビューをみてみましょう。
Nikon Z 30はどのように使われているのか?主に動画、または動画と静止画のハイブリッドか?
DE:Nikon Z 30は、特に「クリエイターキット」で明らかにYoutube、Instagramなどのビデオコンテンツクリエイターを対象としている。このカメラは動画のクリエイターのすべての条件を満たしているように見えるが、市場ではどのように受け入れられているか?そのユーザは主に動画クリエイターだろうか、それともアマチュアの静止画/動画のハイブリッドユーザも多いのか?それらのカテゴリ分けについて何かアイデアはあるか?
KO:Nikon Z 30は特に若いコンテンツクリエイターに人気があり、日常的なVlog撮影に適したコンパクトで軽量なカメラとして利用されている。
ソーシャルネットワーキングのプラットホームの普及と成長に伴って、画像は私たちの日常生活の一部どなった。SNSへの画像や動画のアップロードが一般的になり、特に若者を中心に、静止画と動画の両方で高画質を求めるためにレンズ交換式のカメラを求める人が増えている。
コンテンツの作成がますます身近になり、特にSNSでは若者を中心に動画への需要が着実に増加している。動画と静止画の境界は消えつつあり、Z 30は動画撮影だけでなく、静止画/動画のハイブリッド撮影でも採用されている。
このセグメントの需要を満たすためには、エントリークラスの動画に適したモデルが重要だと考えている。
ニコンへのインタビュー記事が掲載されています。記事では、様々なインタビュー内容がありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
さて、インタビューによれば、Nikon Z 30は特に若いコンテンツクリエイターに人気があるとしています。また、SNSへの動画のアップロードも一般的になってきていて、静止画と動画の両方で高画質を求める特に若いユーザに受け入れられているとしています。
日本国内では、先日からNikon Z 30が売れ筋ランキング入りすることが多くなってきていて、当サイトでも何回か紹介しています。


個人的にはZV-E10があるなかで、Z 30が上位にランクインしているのは不思議な感じがしていたのですが、やはり動画撮影目的で、静止画もとなるとZ 30も対象に入ってくるのかなという感じがしてきました。
レビューなどを読んでいると、操作性がZV-E10よりもいいというレビューがいくつかあり、キットレンズの良さも選ばれている理由となっていると思いますね。あと、動画目的ならパワーズームをキットレンズにした製品も発売するといいのかなと思います。
主要メーカの製品レビュー最新情報まとめ
ニコンのレビュー
- 動画撮影向けNikon ZRに期待する仕様と予想される仕様
- Nikon Z6、Nikon Z7の新ファームが公開 軽微な不具合を修正
- Nikon Z5IIは高価なカメラに迫る性能ながら低価格 短所は特にない
- Nikon Z5IIのダイナミックレンジ結果公開 Z6IIとほぼ同等か
- ニコン Nikon Z30の新ファームを公開 操作できなくなる問題を修正
キヤノンのレビュー
- EOS R5 Mark IIのAF不具合の原因が判明か 特定の設定で問題なく動作する模様
- キヤノン RF75-300mm F4-5.6の供給不足を告知 納期に時間がかかる可能性
- キヤノン PowerShot V1は低コストですべてを賄いたい映像制作者に最適
- EOS R5 Mark IIのAFの問題は最新ファーム適用で発生か ファーム修正で改善へ
- キヤノン 国内でもRF75-300mm F4-5.6を正式発表 価格はなんと3万5200円
ソニーのレビュー
- ソニー FE 16-25mm F2.8 Gの人気がない理由がわからない 低価格で性能はしっかりしている
- FE 50-150mm F2 GMは取り回しがよくAF性能は驚異的
- ソニー FE 50-150mm F2 GM 正式発表 想定価格60万円
- ソニー ZV-E10 II、α7C II、α7C R、α7S III新ファーム公開 大規模アップデートあり
- ソニー α7R IV、α7C、α7 III、ZV-E10新ファームを公開 無線接続セキュリティ向上ほか
富士フイルムのレビュー
- 富士フイルム 米国での製品予約を一時中止 関税の影響が甚大か!?
- 富士フイルムGFX100RFが手振れ補正、ハイブリッドファインダー非搭載の理由
- 富士フイルム GFX100RFは富士フイルムの集大成にしてカメラの頂点
- 富士フイルムGFX100RFがボディ内手ぶれ補正を搭載しない理由とその影響
- 富士フイルム GFX100RFの第一印象 小型化するための潜在的な欠点が2つある
シグマのレビュー
- SIGMA 300-600mm F4 非常に高性能で望遠単焦点よりも柔軟でコスパ良い
- Sigma 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | Contemporaryの発売日が決定
- シグマ 300-600mm F4 DG OS | Sportsの発売日が決定 公式通販約130万円
- SIGMA BFは見逃すかもしれない被写体を持ち歩きながら探し撮影するカメラ
- シグマ300-600mm F4はNikon Z9の使用で15コマ/秒制限を突破できる(条件あり)
タムロンのレビュー
- タムロン 18-300mm F/3.5-6.3のZマウント版、RFマウント版の開発を発表
- タムロン90mm F/2.8 MACROは低価格 中央部の解像は最高 重大な欠点がないレンズ
- タムロン RFマウント用APS-C 11-20mm F/2.8の発売日決定 12万5400円で発売
- タムロン 90mm F/2.8 Di III MACROは欠点を見つけられない、ただ良いレンズ
- タムロン “35-150 mm f/2-2.8はほとんどのテストで非常に良好または良好なレンズ”
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コメント
コメント一覧 (2件)
このカメラを買う人のほとんどはクリエイターとかではなくて、あまりカメラの知識がない人であり、ZV-E10も同じだと思います。
Z50から覗きもしない無骨なEVFが無くなったことで、バッグに入れやすいとかで、そういった層に人気が出たのだの思います。
自分もこんなカメラ売れるのか、マニア目線で思ったのですが、考えが間違っていました。
過去にニコンの一眼レフで写真を撮っていた方が Z30 で動画撮影と一緒に写真撮影趣味を再開、というパターンを見かけたことがあります。
インスタの映えの時代に一眼レフを使っていた方が Z8, Z9 で動画撮影も開始というパターンもありますし、
逆に映像クリエイターの方が Z8, Z9 でニコンの魅力に気付くパターンもあります。
動画ニーズは継続して増えていますし、SNS が素人とプロの垣根をあいまいにしてしまいました。
今後はカメラメーカーは、動画と写真、プロとアマチュアの間に垣根を設けないような戦略が求められるのではないでしょうか?