FPD露光装置事業がコロナ禍で非常事態
ニコンのFPD露光装置事業が、コロナ禍でとても大変な状況であったことが明らかになりました。興味深かったので紹介したいと思います。どのようなことがあったのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
(前略)
特に、露光装置事業は新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる渡航制限で装置の据え付けのための海外出張ができず、売上の見通しが立たないという状況だったのです。そのため、5月の本決算時に発表することが通例の年度の売上や営業利益、当期利益、配当などの業績予想については、5月時点では「未定」として公表せざるを得ませんでした。
実際、2020年の4~6月期、それまでニコンの収益を支えてきたFPD露光装置の売上台数はゼロとなりました。
(攻略)
さらに詳細な説明もありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
3ヶ月間売上げゼロも
新型コロナが中国で蔓延しはじめた当初、中国政府が武漢をロックダウンしたことがありました。そのとき政府はチャーター機で日本人を緊急帰国させたのですが、そのなかにニコンの関係者も含まれていたようです。
記事によれば、中国の武漢周辺に露光装置を設置していたところにコロナの問題が発生したため、帰国せざるを得ず設置作業を続けることが不可能になってしまったそうです。また、そもそも海外へいくことが難しくなったため、その他の現場作業ができなくなってしまい、売り上げがたたない状況が続いてしまったそうです。
この結果、2020年度の第1四半期はFPD(フラットパネルディスプレイ)露光装置の売り上げはゼロになってしまったとしています。
当時、海外に人がいくことができなくなり、中国向けの露光装置の販売は難しくなるのではないかという記事もいくつかありましたが、実はこれほど大きな問題になっていたということは知りませんでした。かなり大変だったようですね。
その後、様々な施策をして少しずつ設置台数を増やすことができるようになったようですが、かなりギリギリの状態が続いていたというのは驚きました。いまだから言えるけど・・という話ですね。
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/07c141fab1ad4fa0f6ce149656890220dd000558
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