OMデジタルへのインタビュー
OMデジタルの開発者へのインタビュー記事が掲載されています。どのような内容になっているのでしょうか?
それでは記事を見てみましょう。
- オリンパスからOMデジタルになったが?
- 忙しく厳しい時期だったが最善であると判断した
- オリンパスは医療事業中心にリソースが配分されイメージ事業に適していなかった
- ビジネスモデルの違いから変化への対応力が問われていた
- ビジネス面の調整は?
- 事業規模に応じたコンパクトで柔軟な組織にする必要があった
- これは困難で様々なレベルでの改革が必要だった
- 将来を見据えたビジネスに転換し現在はスムーズに稼働している
- OMデジタルに変わって予期しないチャンスはあったか?
- 技術を新しい産業に応用することでビジネスパートナーとの機会が増えた
- そのためOMデジタルの映像技術の市場のポテンシャルが拡大している
- 新しいブランドをどのように構築するか?
- アウトドアでの写真冒険家にむけブランドを開発することを重点としている
- 製品だけでなくアウトドア写真を中心に新しい価値、体験を提供するブランドとしていく
- OM-1への反響は?
- 予想以上で、特に望遠レンズの購入が増えた
- フルサイズと比較したOM-1のメリットは?
- システムの携帯性と総合的な写真体験と画像を提供する性能との相性
- 例えば150-400mm f/4.5のサイズと重量、8段の手ぶれ補正、換算1000mmを組み合わせた場合
- フィールドを歩きながら被写体を探す写真家に最適
- 被写界深度が深いのでマクロの例もある
- マイクロフォーサーズへの批判として解像度があるが?
- 少ないミスで撮影できる写真の数を増やし、写真の品質を高めることを優先している
- しかし解像度を上げるのを止めたわけではない
- レンズラインナップは充実しているようだが足りないところは?
- ラインナップの充実は認めるがまだ完全ではないと考えている
- 従来のレンズ交換式にはないものを提供できるのがマイクロフォーサーズの利点だ
- マイクロフォーサーズの将来は?
- 野鳥、野生動物、マクロ、ネイチャーにマイクロフォーサーズはメリットを提供できる
- この市場でOMデジタルは地位を気づいており、今後も価値を提供する
アウトドア市場へシフトか
インタビューはとても面白く、上記は要約したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
さて、記事ではオリンパス時代は開発リソースなどが医療事業を中心に配分されていたり、ビジネスモデルの違いから変化への対応が難しかったことが示唆されています。
たぶん医療事業に関しては人の命に関わりかねないので絶対的な安全が求められるため、途中で仕様や供給部品を買えるなど変化に即応するという体制になっていないのでしょうね。もちろんカメラという製品にも不具合があってはいけないわけですが、医療機器ほど万全にしなければならないことはないので、そこで対応力に変化がでてくるのだろうと思います。
そして、今後のOMデジタルは対象市場として、カメラの小型性を活かしたアウトドア方面にシフトしていくことが示唆されています。センサーサイズが小さいので、それだけ望遠側に強くなるので、望遠レンズを持ち歩きながら撮影する人にとっては大きなメリットになるのだろうと思います。
いまのところOMデジタルはオリンパス時代よりも成功しているように見えますが、今後も続いていって欲しいと思いますね。あとスナップなどに便利な廉価で小型なカメラも出して欲しいなと思います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
OMDSには頑張ってほしいですが、とにかく小規模にならざるを得ないでしょうし、今後もまだまだどうなるかはわからない感じがします。最近気が付いたのは、45mm F1.2 がKカメラで完了商品になっていたりしました(OM SYSTEM 移行かもしれませんが)。そしてE-M10が特に不振のような気もします。しかし、他社のように利益率云々には距離を置けそうなので、その点では背伸びせずにやっていけるような気もし、250mmまでのズームには期待したいです。