シグマへのインタビュー
シグマへのインタビュー記事が掲載されています。そこではZマウントレンズに関する興味深い内容がありましたので紹介しようと思います。
それでは記事を見てみましょう。
- Zマウント用レンズについて
- Zマウントユーザから要望があったことは認識していた
- 様々な問題があったが発売することができた
- レンズの戦略は?
- ニコンユーザからの反応をまっている
- 反応がよければレンズの開発を検討することになる
- なぜAPS-Cレンズなのか
- ニコンユーザにとってベストは何か慎重に検討した
- APS-Cのラインナップは充実しておらずチャンスと思った
- フルサイズのユーザのほうが安定しているのでは
- フルサイズへの対応ができればいいが当面そのつもりはない
- ニコンはニコンのレンズと競合しないことを条件にしていると言われているが?
- そのような認識はない
- 今回の3本のレンズは自分たちで決めた
- ニコンの戦略はわからない
さて、記事によれば今回、シグマがAPS-C用のレンズを発売したのは、ニコンのZマウント用レンズは、APS-C用レンズのラインナップが充実していなかったので、そこがチャンスだと思ったとしています。
そしてフルサイズのユーザのほうが安定的にレンズを購入してくれるのではないかということに関しては、対応できればいいが、当面そのつもりはないとしています。
Zマウントのライセンス問題について
これまでの噂によれば、ニコンはニコンの発売する、または発売しようとするレンズと競合しない範囲でサードパーティメーカにニコン用のレンズを発売することを認めるようだとしていました。
実際にニコン以外が発売しているZマウント用のAFレンズについては、注意書きとしてニコンによるライセンス契約のもとに発売しているという旨の記述がされています。今回のシグマレンズについても同様の記述があります。
これは逆にいうとニコンとライセンス契約を結ばないと何らかの問題がある可能性があり、このことはニコンにとっては他社が発売するZマウント向けのレンズをコントロールすることができるのではないかと考えられていました。
しかし、今回のインタビュー記事によれば、シグマはそのような認識はなく自分たちの選択としてAPS-C用レンズ3本を発売したとしています。
ただ、もし実際に噂が正しかったとしても、このことを公にわざわざ言う必要はないですし、恐らく契約には契約内容については公にしないということも記述されているはずですから、シグマとしても言えないという可能性も考えられそうです。
従って今回のレンズの発売が成功したとしても、実際にフルサイズのレンズに期待できるかというのは微妙なところなのかもしれませんが、ユーザとしては廉価で高性能なレンズに期待してしまいますね。発売されるといいなと思います。
(記事元)https://phototrend.fr/2023/02/sigma-cpplus-2023-interview-kazuto-yamaki-nikon-z/
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コメント
コメント一覧 (3件)
まぁ、まずは「シグマがZで出た」という事実が大切ですからね。
過去のいきさつからして、お互いに相当神経は使っているでしょうけど。
タムロンとNikonは、それなりに提携も進んでいて、新型レンズやOEMレンズも出ています。シグマにも期待ですね。
過ってのオーディオ中堅メーカーが、今日ほとんど消滅した様にカメラ関連の中堅メーカーも同じ境遇にあると思います。
既にコンパクトカメラのユーザーは大部分の方がスマホに移行した現在、関係各社は有力メーカーと連携協力して製品開発発売をして行かなければならないと思います。
おっしゃる通りライセンスが必要、特許上問題のある状況であれば、ニコンがコントロール可能なので、あまりシグマの言うことを真に受けても感は出てきますよね。また、コントロールがないのであれば、今回のシグマの行動はインタビュアーの言うところのフルサイズ用を出さずとは消極的すぎる、という感じのへの答がまたちょっとなあ感(残念感)ありですし。コントロールがないというところでは、シグマには24-70mmや60-600mm辺りや50mmを、タムロンには150-500mm、50-400mm辺りを出してもらえればすっきりするわけですが。