ニコンが動画にも積極的に取り組もうとしているようです。
ニコンZ 6とZ 7が発売されたのは昨年秋。CP+ではZシリーズのレンズのラインナップがいくつかモックアップとして登場した。
まず中央の巨大なレンズがNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctで、24-70mm f/2.8 Sと比較してもこれだけ大きい。
Fマウントでもf/1.8の単焦点シリーズがあるニコンだが、Zでも用意する。24mm f/1.8と85mm f/1.8のモックアップを展示。14-30mm f/4 Sは4月発売予定で、フルサイズ対応の広角ズームながら、82mmのフィルター径も切られている。485gと軽量なのも魅力で、動画ではジンバル用途に最適ではないだろうか?
ニコンはようやくZシリーズにおいて動画へも本格的に取り組む姿勢を見せてきた。ビデオサロン3月号でもお届けしたとおり、ATOMOS NINJA Vと組み合わせて、HDMI接続での外部動画RAW収録が可能になるファームアップを計画している。RAWの細かい仕様は明らかになっていないが12bitのようだ。
記録メディアもXQDスロットで、新規格のメモリーカードCFexpressに対応することを発表。
Zシリーズのタッチアンドトライコーナーも動画専用エリアを設けて、ムービー用三脚に載せたり、ジンバルに載せたりした状態で操作できるようになっていた。
(記事を一部引用しています)
ニコンも一眼カメラによる動画撮影に本腰を入れていくようです。動画を撮影する場合にはプロ用のビデオカメラもあるわけですが、それはとても価格が高く、一般の人はなかなか手に入れるようなものではありません。また安価な普通のビデオカメラもありますが、これはビデオ撮影に特化しているので便利だと思うのですが、それでも一眼レフでビデオ撮影をしたいという人もいますね。それはなぜでしょうか?
[template id=”1378″]
まずは一眼レフやミラーレスのほうがプロ用のビデオカメラより安価に手に入れることができるということが第一です。そして、一眼カメラは通常のビデオカメラと比較してセンサーサイズが大きく、画素数も大きいので、ボケを利用した撮影ができたり、よりキレイな動画を撮影できるからと言われています。さらにISO感度も高くすることができるため、暗い場所でも明るく撮影できるというメリットもあると言われていますね。
そして一番の特徴はレンズ交換ができるということがあると思います。その時々のシーンにあわせて最適なレンズを付け替えて、絵作りをするのに向いているということが挙げられると思います。
そんなわけで、最近はハイアマチュアな人や、オリジナルの同人的な映画を作成するような場合に一眼カメラが利用されていることが多くなっているようですね。
そのような中で一眼レフで動画を撮影するならキヤノンを購入したほうがいいというのが一般的な評価でした。それはキヤノンはデュアルピクセルCMOSを採用しており、ライブビューでもオートフォーカスが象面位相差AFで高速かつ正確にオートフォーカスを行うことができたからです。ニコンの場合は、ライブビュー時にはコントラストAFになってしまうので動画撮影に関してはニコンは残念な状況にありました。
ですがNikon Zシリーズはミラーレスですし、ライブビュー時にも象面位相差センサーを利用できますので、動画にも向いた機種になっています。ということで、ニコンはフルサイズミラーレスの発売にあわせて動画機能も充実させてきたということがいえそうですね。逆に言うと、一眼レフには象面位相差センサーを搭載してこなかったので、動画機能をそこまで追求してこなかったというところが実際のところかもしれません。
ニコンのZシリーズは動画をRAWで保存できることをファームアップで検討するなど、より動画との親和性の高い機種としていくようですので、そのあたりも楽しみなところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://videosalon.jp/expo/cp2019_nikon/
コメント