Eマウントはフルサイズミラーレス用に設計されたものだと主張しているようです。
a6400のプレスイベントで、ソニーのEマウントが最初からフルサイズミラーレスカメラ用にデザインされたもので、そしてEマウントでは(理論上)f/0.63レンズを作ることができるというプレゼンテーションを行った。この反応は、フォトキナのライカへのインタビューで、ソニーのEマウントはフルサイズミラーレスカメラ用にデザインされていないとしたライカの指摘をターゲットとしたものだ。同様に他のいくつかのネット記事でも主張されている。
もちろん、ソニーはf/0.63のレンズを作ることは決してない。これはニコンがf/0.65のレンズを作れると主張していることに対するマーケティング上のことで、そしたらもちろんソニーは計算上はもっと良いf/0.63のレンズを作れることになる・・・
(記事を一部意訳しています)
ソニーがEマウントでも十分にいいレンズは作成できると主張しているようです。
ソニーの主張によれば、ソニーのEマウントでも最大でf/0.63のレンズを作成できるし、Nikon Zでもf/0.58ということで、大して差ではないということがいいたいようですね。
これは以前にライカがEマウントはフルサイズ用に設計されていないとした記事に反論したものと考えられます。このライカのインタビュー記事を受けてネットなどでも、やはりソニーのEマウントは小さいよねということが話題になりましたね。
そこでソニーは上記のようなプレゼンテーションを行うまでになったと考えられます。しかし、ソニーの主張はあくまでマーケティング上の目的かもしれないようです。なぜでしょうか?
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まずソニーがこのようなプレゼンテーションを行う必要があったという時点で、この話題はかなりソニーにとっては問題となる記事である可能性がありますね。このまま、この主張が一般的になるのは良くないと考えたのだろうと思います。
そしてニコンによれば、理論上作れるレンズと、実際に作成するレンズは違いがあるようです。というのも、明るさはレンズ中央は明るくできるけれども周辺部の明るさなども考えると、必要なマウント口径の理論値よりも、かなり大きな口径にしなければならないということと、より大きく光を曲げると歪みがでてくるので、それをなくすためには大口径のマウントが好ましいそうです。
なのでソニーが作れるといってもあくまで理論値の話で、実際にレンズを作るという話とは別の話と考えた方がよさそうですね。恐らくEマウントでも、かなりいいレンズは作れると思いますが、かなり特殊な設計が必要になるのでいいレンズを作るには高い技術力や開発時間などが必要になってしまうのだろうと思います。
そのあたりはニコンにとってプラスになりますし、ソニーにとってはマイナスになる可能性が高そうですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://photorumors.com/2019/03/10/sony-claim-that-theoretically-they-can-make-an-f-0-63-e-mount-lens/
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