ニコンに追い風 半導体製造装置が好調
ニコンの2022年度の半導体露光装置の販売台数が、19年度実績の45台を上回りそうだ。21年度見込み比13台以上の増加となり、過去10年で最高の販売台数に達する見通し。21年度はコロナ禍に伴う渡航制限の影響により海外顧客先での装置立ち上げが遅れた。22年度は制限が緩和に向かうとみられる。今後はIoT(モノのインターネット)の進展などを背景とした半導体の新工場建設の動きも追い風になる。販売台数は24年度まで堅調に推移するようだ。
-ニュースイッチ
ニコンの半導体製造装置が過去10年で最高の販売台数に達する見込みだそうです。しかも2024年度まで堅調に推移するとしていますので、ニコンの経営にかなりのプラスの影響があることが予想されそうです。
ニコンはかなりの注文をもらっていて、装置を納入できるように生産体制を整えていきたいとしています。
今は半導体不足の影響で、各製造メーカが製造能力を高めようとしているようです。半導体不足の影響としては、一部の工場が災害にあったり、各通信会社の5G対応、コロナによる巣ごもり需要やリモートワーク需要、PS5やXBOXの新製品の発売など、複雑な要因が重なった結果のようですが、今後も需要は減らないだろうとみられていて、積極的に投資をしようという企業が多くなっていことが予想されますね。
ウクライナ侵攻で高まるサプライチェーン問題
ロシアがウクライナに侵攻したことで希少金属、小麦などが入手しにくくなるのではないかと言われています。もし同じようなことが台湾と中国の間で発生すると、日本は台湾や中国との貿易を取りやめなければならない可能性もでてきます。そうなるとこれまで特に中国に頼っていた製品は入手しにくくなってしまうという問題が生じてしまいます。
そのようにならないように、やはり国防上の観点からある程度の製品が製造できる仕組みを日本国内や同盟国に作っておく必要があるのかなと思いますね。
そうすると半導体製造装置の需要も一層たかまり、ニコンとしては経営的にプラスに働くかもしれません。
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (1件)
半導体不足でカメラの納品が遅れます。
半導体製造装置を作っている会社なのに何故半導体を内製して不足分を補わないのでしょうか?