ソフトバンクの大規模障害が話題になっています。ツイートなどをみると、電話ができないので友達に電話できないというのはもちろん、データ通信も不可能なのでラインもメールもできなくて困っているという人が非常に多いようですね。
個人でソフトバンクのスマホを所有している場合には、まだ通話ができないだけなのでマシですが、仕事で利用していると最悪です。個人のスマホを仕事に利用している人もおおく連絡がとれないという人も非常に多いようですね。
会社で利用している場合はもっと最悪です。例えば佐川は会社単位でソフトバンクと契約しているようで、ソフトバンクの端末をドライバーに持たせているようです。なので再配達をお願いしようにも電話がつながらないなどというトラブルを抱えてしまっているようです。
このように電話として利用している人はもちろん仕事として利用できないわけですが、意外と電話以外にもソフトバンク回線は利用されているので影響はさらに大きくなっているようです。
それは機械や端末の中に内蔵されている通信モジュールです。例えばわかりやすいものにカーナビなどがあります。カーナビの中に通信モジュールが内蔵されていて、ネットを通じてデータ通信を行い渋滞情報、娯楽に関するデータなどをやりとりしてダウンロードして利用します。スマホとbluetoothで接続するタイプもありますが、契約するだけで使えるタイプは上記の通信モジュールタイプです。
その他にも各計測機器などにも利用されている場合があります。わかりやすいところでいうと、監視カメラ、温度計、湿度計、地形の変化の確認のためのセンサーなどに通信モジュールを内蔵させておき、定期的に計測データなどをインターネットを経由して収集する目的などに利用します。
さらに携帯用のハンディーターミナルにも通信モジュールが内蔵されているタイプがあります。居酒屋で注文すると携帯端末に入力してくれたり、宅配便業者がバーコードを携帯端末で読み込んでいるのを見たことがあると思います。クレジットカード決済などを携帯端末で行っていることがありますが、あれにも通信モジュールが内蔵されているものがあり、屋外でもオンラインで決済できる仕組みが作られています。
このような通信に、もしソフトバンクを利用していた場合、これらのデータ通信が行えなくなりますので、データは収集できないし、カード決済も不可能になってしまって、仕事がまったくできなくなってしまうということにもなりかねません。
このように案外、携帯のネットワークは様々なところで利用されているため、それが利用できなくなってしまうと、本当に不便になってしまうということがよくわかります。こんなことはマレだと思いますが、あまりないようにして欲しいものですね。
コメント