富士フイルム サーバへの不正アクセスの疑いを公表
当社サーバーへの不正アクセスについて
お客さまに対する通信障害発生のお知らせ現在、当社が利用しているサーバーに対する、外部からの不正なアクセスの疑いがあり、調査を進めております。調査のため、一部ネットワークを遮断しており、外部との通信を停止しております。
本件に関し、現時点で判明している事実と当社の対応をご報告いたします。
2021年6月1日深夜に、ランサムウエアによる攻撃があった可能性を認識しました。その後、影響可能性のあるサーバーおよびパソコンの停止、ネットワークの遮断を行いました。
現在、本件被害の内容や範囲等の特定を進めております。お客様・お取引先様に多大なるご迷惑およびご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
富士フィルムが、利用さているサーバに外部から不正アクセスの可能性について公表しています。
記事によれば、富士フイルムが利用しているサーバにランサムウェアによる攻撃があった可能性を認識したとしています。
ランサムウェアとは、コンピュータウィルスなどの一種でコンピュータ上で実行されるとコンピュータ上にある価値があると思われるファイル、例えば.docや.pdf、.jpg、.mp4などのファイルを暗号化してしまうソフトウェアです。そして、もしその暗号化されたファイルを復号したければお金を支払えという感じで脅迫をしてくるという、かなり悪質なものになっています。
どの範囲に影響があったのか?
サーバに不正アクセスの疑いとの記述がありますが、どのサーバに不正アクセスがあったのかで重要度はかなり変わってくる可能性があります。例えばサーバにも、企業のWebサイトを公開しているサーバですとか、社内の経理などを行うような基幹業務システム用のサーバですとか、研究開発などで利用しているサーバなど様々なサーバがあります。もし研究開発に利用していたり、それらの情報を管理しているサーバに感染しているとなると、何かしらの重要なデータが暗号化されてしまっている可能性があるので大問題になる可能性があります。
プレスリリースでは、単純に当社が利用しているサーバに対する不正アクセスの疑いと記述されているだけで、影響がどの範囲に及ぶのかまでの記載はありません。
しかし、「お客様に対する通信障害発生のお知らせ」という記述から、一般ユーザがアクセスできるようなサーバということがわかりますので、例えばWebサイトですとか、オンラインショップですとかのサーバに対する問題であって、開発した技術が流出するような問題にはならないのかな?と思います。
最近はインターネットに関する技術が急速に発達しているわけですが、その反面、新しい技術には様々な不具合が潜んでいる可能性があり、防衛する側にとっては非常に厳しい状況になっていると思いますね。しかしITがなければ低コストで製品開発や製品製造を行うことができない世の中になってしまっているので、IT技術を利用しないわけにはいきません。
今後も同じような問題が発生する可能性があるので企業にとっては頭が痛いと思います。
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