Nikon D5600の価格や在庫状況に異変か?
Nikon D5600の価格や在庫がちょっとおかしな状況になっています。価格.comの価格動向を表したグラフを以下に引用します。
価格.comによれば、現在、ニコンのNikon D5600ダブルズームキットの価格は最安値で7万3706円になっています。一時期は7万円を割り込む価格でしたので、その頃から比較すると5000円ほど値上がりしている状況です。平均価格も、じわじわと状況していることがグラフからわかりますね。
これぐらいなら普通の価格変化ではあるのですが、それでは何がおかしいのかというと、Nikon D5600を販売しているショップがかなり減ってきているのです。例えば、Nikon D5600ダブルズームキットは、たった19ショップしか販売しておらず、その中でも6ショップが在庫なしという状況になっています。販売しているショップは13ショップだけということになります。
また、販売しているショップの中でも、有名小売店としてはジョーシン、Amazonだけで、カメラのキタムラ、エディオン、三星カメラ、ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、コジマ電機などでは、すでに製品を販売していないということになります。これはダブルズームキットだけでなく標準ズームキットでも似たような状況になっています。
旧製品入りしたのは事実だけれど・・
先日にもお伝えしたとおり、ニコンはNikon D5600を旧製品入りしています(参照 ニコン D5600 D3500が旧製品入り 廉価機ディスコンか新製品投入か??)。旧製品入りということは、もう、その製品の製造を取りやめて、すでにある在庫のみで市場に供給していくといった可能性が考えられます。
そして、さらに先日の噂では、D5600とD3500は日本国内でのみ製品の供給を取りやめて、海外では販売をし続けるといった噂が流れました(参照 Nikon D5600,D3500販売終了は日本だけと噂 廉価一眼レフは利益にならず??)。
これまでのニコン製品の場合、ある製品が旧製品入りしても、しばらくかなり長い期間、例えば数ヶ月ほど製品の供給が続いて、その後にフェードアウトするということが多い印象です。なので、先月にNikon D5600が旧製品入りしてから、1ヶ月という短時間でここまで販売ショップ数が激減するというのは、これまでの状況からは少し信じられない状況だと感じています。
可能性としては、どのようなことが考えられるのでしょうか。
完全に想像なのですが、上記の参照記事が両方とも正しかった場合、日本市場へのD5600の製品供給を止めるだけで世界向けには製品を供給し続けることができるので、現在ある既存の在庫を日本市場で販売する必要がないということになります。なので、これまでは現在の在庫がなくなるまで日本市場でも販売していたのですが、今回は完全にいきなり供給を止めることができるので、旧製品入りしてから在庫がなくなるまでの時間が、かなり短くなっているという可能性があるのかなと思います。
また、海外向けで販売をし続けるということは、実はD5600の製造は続いている可能性があり、日本市場だけ製品が供給されていないという可能性もあります。これなら短期間で製品の在庫がなくなってきているのも理解できるところです。
ただ、確かに旧製品入りしたということで、いずれはD5600は(少なくとも)日本国内では販売されなくなることは明らかなわけですが、後継機種が発売される可能性はまだありますし、依然には新製品が発売される前に、現行機種が旧製品入りしたという事実もありますので、今後の新製品には期待したいところだと思います。
いま、このような状態になっているのは、新型コロナウィルスの影響や、世界的な半導体不足があって、新製品を投入できなかったり、開発が遅れているという可能性も考えられます。なのでかなり特殊な状況だと考えられるので、これまでの一般的な状況が当てはまらない可能性がありますので、今後の動向に注目していきたいですね。
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コメント
コメント一覧 (2件)
年始にディスコンになったのはD5600ダブルズームキットだけです。ボディ単体や他のレンズキットはもっと前からディスコンになっていたので、ボディの在庫はかなり減っていたと思います。
D5600ですが、大半のアマチュアユーザーにとって必要十分な機種だったと思いますね。
仮に今後このセグメントが消失してしまうと、その上はZ50ということになるのでしょうか。もしくは、D7500でしょうか。+数万円ですが出費が増えます。
写真少年・少女などの若い人が新品のカメラが買いにくくなりそうで嫌ですね。
その一点だけでも本機の存在意義は大きかったと思います。