【課題】ユーザが操作性良くアイテムの移動量を変更することを可能にする。
【解決手段】本発明の電子機器は、操作体を操作面にタッチさせて移動させる移動操作を検出する第1検出手段と、前記操作面に対する前記操作体の押圧力を検出する第2検出手段と、前記第1検出手段により検出された移動操作が第1の長さであり、前記第2検出手段により検出された押圧力が第1の大きさである場合には、表示部に表示されるアイテムを第1の距離移動し、前記第1検出手段により検出された移動操作が前記第1の長さであり、前記第2検出手段により検出された押圧力が前記第1の大きさとは異なる第2の大きさである場合には、前記表示部に表示される前記アイテムを前記第1の距離よりも長い第2の距離移動するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2020-201756/EFB212AB6E7BBD758D4D00E0F8EA8985E8E379A5E208D6967D85813BCA1AC3CF/11/ja
タッチセンサー内蔵のシャッターボタンの特許
特許では、キヤノンの新しいタッチセンサー内蔵式のシャッターボタンについての新しい特許が記述されているようです。特許の全文を読んでいないので、詳しくは不明ですが、上記の解決手段の説明をみると、スマホでフリックするように動かすと、恐らくフォーカスポイントが移動し、適切な被写体にフォーカスを合わせることができるような仕組みだと思われます。
その部分の操作部の画像が上記の画像の61の部分と28(81)の部分のようですね。いわゆるシャッターボタンと背面液晶に適用される特許のようです。
どのようなシャッターボタン?
それにしても特許の説明文章って、むちゃくちゃわかりにくい書き方ですよね。何かしらお約束の記入様式みたいなものがあるのでしょうか?ちょっと詳しく中身をみてみたいと思います。というわけでかいつまんで書いてみると。
1)指を操作面にタッチさせて移動する操作を検出する
2)操作面を押す操作(押圧力)を検出する
3)1)の操作の押圧力の時には表示部に表示させるアイテムを同じ距離だけ移動させる
4)2)の操作の押圧力の時には表示部に表示させるアイテムを3)の時よりも多く移動させる
こんな感じになっているようです。つまり感圧式になっていて、弱い圧力=タッチして指を移動させると通常の移動速度でポインタやフォーカスポイントが移動し、強く押しながら移動させるとポインタやフォーカスポイントがより速い速度で移動するという特許だと思われます。
フォーカスポイントを動かす手法にはいろいろあり、例えばタッチパッド(タッチバー)方式やジョイスティック方式などがありますが、それは指の移動量で少しだけ動いたり大きく動いたりということはできています。移動量のタッチの強さで移動量を調整できるというのはこれまでにないアイデアで確かに便利かもしれませんね。
ついでにシャッターボタンを押す操作も、これに加わるとさらに面白いカメラになると思います。シャッターボタンに指をあてながら人差し指でフォーカスポイントを自在に移動させることができ、さらに深く押し込むことでシャッターが切れるですとか、ダブルタップでシャッターが切れるなどできると、面白い操作ができそうです。
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コメント
コメント一覧 (1件)
従来のシャッターボタンの位置にシャッター機能をもった
スマートコントローラーを設置したイメージでしょうか。
便利そうに思えます。