Nikon Z 7IIが本日発売
ニコンからNikon Z 7IIが本日発売されました。Nikon Z 7IIはNikon Z 6IIの高解像度版といったカメラで、どちらのカメラも解像度と、それにより影響を受けるバッファ容量や連写能力などの性能を除き、ほぼ同じ仕様になっている兄弟とも言えるカメラです。Z 6IIは画素数が少なくより実用的で、データ転送や撮影時の取り扱いが楽で、Z 7IIは高解像度なので手持ち撮影では手振れで撮影が難しくなる可能性があるけど、より解像感が得られるといったことになるのかもしれません。
Z 6IIとZ 7IIのどちらを購入するかは撮影スタイルや被写体次第ということになると思いますが、Z 6IIではなく高解像度のほうがいいという人は待望の発売ということで、今頃はバッテリーを充電したり、液晶保護フィルムを貼っている人も多いかもしれませんね。
Nikon Z 7IIの価格動向
そこで気になるのが、Nikon Z 7IIの価格の動向です。在庫の状況も気になりますし、Z 7の発売時と比較して価格はどうなのか?ということも気になりますよね。なので簡単に調べてみました。
まず在庫状況ですが、価格.comの調査によれば、記事の執筆時点で31ショップ中22ショップで問い合わせ、または予約状態になっていて、販売しているショップは9ショップに過ぎません。そのため、現時点では店舗によってかなり入手がしづらい状況にあるようです。予想より売れているのか、もともと供給能力が足りていないのかはわかりませんが、少なくとも市中在庫はかなり少なくなっていることが予想されます。
そして現在の最安値は以下のようになっています。
・Nikon Z 7IIボディの現在の最安値 35万8380円
・Nikon Z 7ボディの現在の最安値 27万9800円(価格.comによる)
Z 7は価格も十分に値下がりしていて、約8万円ほど安いということになりますね。この価格だけみると、ほぼ同じ機能なだけにZ 7のほうがかなりお得に感じてしまいます。
それでは、Z 7とZ 7IIの初値はいくらだったでしょうか?それぞれ初値の最安値を調べてみると以下のようになっています。
・Nikon Z 7IIボディの初値 35万8380円
・Nikon Z 7ボディの初値 39万3653円(価格.comによる)
なので価格的には新製品の初値で比較すると、Nikon Z 7IIはNikon Z 7より約3万5000円ほど安く発売されていることになります。
Nikon Z 6/Z 7はそもそも価格設定が高すぎだったという意見もかなりありました。ですが、Z 7IIでは3万円強も安くなっているので、それなりにコスパは高くなっていると考えられることもできそうです。
しかし一方で、カメラの機能としては、順当にバージョンアップしている部分はあるものの、ほとんどがマイナーチェンジといった印象が強いですので、ほぼ同じ性能だったらもう2年間も同じようなカメラを作り続けていることになるのだから、もっと安い価格でもいいのでは?と考えている人も多いようです。このあたりは意見のわかれるところでしょうね。
個人的にはZ 6IIやZ 7IIは発売後の1年で改良版として発売するぐらいの内容だと思っていて、もっと速い対応が望まれるのかなと思っています。ですがZ 6を購入した人にとってはたった1年で新製品がでてくるというのは、頭にくると思いますので、そのあたりの判断は難しいところですよね。
そしてZ 6とZ 7の標準レンズのキットレンズとしてf/4通しの価格が高いレンズを採用してしまったので、どうしても価格が高く見えてしまうということもあったと思います。たぶん価格競争力としては廉価な標準レンズを添付したほうが見かけ上の価格が安くなるので、そっちのほうがよかったのでは?と思う反面、S-Lineの良いレンズをキットレンズにしてZマウントの新カメラの良さをわかってもらうという戦略も考えられるところですので、このあたりもいろいろ難しいですよね。
いずれにせよ、Z 7の第二世代となるZ 7IIを待っていた人も多いと思いますし、今後、どのような売上げになるのか、そしてZ 6IIと同様にレンズキットが新たに設定されるのかにも興味があるところです。
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コメント
コメント一覧 (17件)
ニコンが発売日に在庫切れるほど売れてるわけがありません
いつもながらのいい加減な分析ですが、きちんと出荷数や販売数を裏取りしてから書かれてはいかがでしょうか
R5.6 SⅢに比べれば全然売れていないでしょう。
これらは発売時、数ヶ月待ちだったりしましたしね。
ニコンは今の所、来年の秋まで新境地ボディーで戦わなければいけないのは辛いでしょうね。
ただでさえカメラが売れないこの時期に不人気なニコンの在庫を積極的に抱えたい店舗はあるまい
問い合わせあってから仕入れてもニコンにはたっぷり在庫の山があるだろうし、すぐに届くであろう
人気があって品薄ではなく延岡LSI工場火災の影響で初回生産量が少なくなり、この影響で店舗在庫量も少なくなっているのでしょう。
ニコンの記事にネガティブなコメントばかり残す人(達?)に張り付かれてしまっているようなので、コメント欄は閉じてしまったほうが良いのではないでしょうか。ここを覗くたびに、ネガティブなコメントばかりなので辟易してます。カメラ関連情報やニュースはいつも楽しみにしており、有り難く拝見させております。
Zがあまり売れてないのは事実だし。事実は事実として受け止めないとね。
残念ですが、同感です。変な人がいますので、コメント欄は閉じたほうが良いでしょう。
自分はZ 6Ⅱを買いました。
Z 7はAFや連写が弱かったようですが、Z 7のほうがZ 6よりもⅡ型のメリットを享受できるように感じます。
ロードマップに400mm、600mm単焦点が用意されていることから、α9のような機種が控えているのは明らかです。
あとはD5000、D3000シリーズ相当のミラーレスが待たれるところです。
Zは売れていないというよりも、比較的高額な機種に絞っているのでしょう。
以前は、D3000、D5000、D7000シリーズあたりが売れ筋でしたが、ミラーレスで同じ展開をしても採算が厳しいです。
企業体力を考え、薄利多売は止めたのだと思います。
Z 7II が売れるかどうかは Z 7 からどのくらい進化しているかに
掛かっているかに寄ると思います。
あとレンズキットも用意する必要がありますね。
Zマウントレンズは優秀なのにそれに見合うボディと思えなければ
売れませんね。
Z 7II は今ニコンが用意できるミラーレスの最上位機なので欲しいと
思わせる何かを感じさせる事が重要です。
ニコンに対するネガティブなコメントばかりでは企業イメージが低下する恐れがあり良くないことでありますが、
では現状メーカー側の姿勢(マイナーチェンジに終ったZ6Ⅱ 7Ⅱ レフへの拘り)は既存ユーザーでも苛立ちを感じます。一概にネガティブコメントを煽る人たちが悪いとは言えない。
未だにレフの後継(D880)を年明けに発表や競合他社の最新鋭カメラと同等の性能をプロ用に採用する事に拘るのか(=Z9)?も苛立ちを感じます。
そんなことに苛立ってばかりでは、体に悪いですよ。
生産計画を大幅に上回る予約が入っていれば、リリース前の時点で供給不足の告知が出されますが、今回もそのような事態には至っていません。
Z5やZ6Ⅱの販売が順調とは言えない状況で、より高額なZ7Ⅱが爆発的人気になる筈がないことは、さすがにNikonでも理解は出来ているでしょう。
加えて部品の調達に支障が出ている現状では、より多くの販売が見込める機種を優先的に生産していく必要があります。
ですから『売れているから品薄』というのは、あまりにも短絡的な考えと言われても仕方ないですね。
在庫だけ見て売れ行きを判断するなんて不可能
では。
発売までにどれだけ生産したかによって発売日の在庫なんてどうにでもなります。
ニコンが売れていることにしたいだけの記事に見えるアンチにネガティブに書かれるのではないでしょうか。
自分も無理矢理にニコンが売れてることにしたいだけの記事にしか見えません。
α7CやR5,6など新製品で売れてる機種があるにも関わらず、あえて特定サイトの在庫などという妙な指標を持ち出してまでニコンが売れていることにしたいのは何故なのでしょう
個人ブログに個人のバイアスを入れるな、というのは個人ブログの存在意義を失わせる主張ですよ。
誰もそんなことは言ってませんね。正直な感想を書いてるだけで。