各社とも高級機へシフトしているようです。
自社製の一眼レフとの“共食い”懸念から、出遅れが目立っていたキヤノンとニコンもこの秋、ついに同市場へと参入。両社とも、フルサイズ機向けに新開発したレンズマウント(規格)を採用した。
いずれの規格も内径を大きくし、将来的に高性能レンズを開発していくための設計自由度を高めている。
「デジタル一眼レフカメラで培った知見を結集する」(ニコン)などと、一眼レフの世界二強が巻き返しに向けて、満を持して投入した形だ。
レンズ交換式カメラのシェア争いは本体の商品力だけでなく、交換レンズの性能や品ぞろえもカギとなる。フルサイズで最後発となるパナソニックは、独ライカカメラのレンズ規格を採用すると発表した。国内レンズメーカーのシグマと3社協業で互換製品を展開することで、自社製レンズの品ぞろえの少なさを補う戦略を選んだ。
富士フイルムは交換レンズの増産へ向け、生産能力を2年かけて7割引き上げる計画。生産子会社の富士フイルムオプティクスの大和工場(宮城県大和町)に十数億円投じてクリーンルームなどを増設し、順次稼働させていく。
ミラーレスは液晶ファインダーの画像と被写体の状態に時間差があるなどの弱点も技術進歩で解消されつつあり、プロや写真愛好家の評価が高まっている。カメラ市場の主流は、一眼レフからミラーレスへと移っている。キヤノン、ニコンやパナソニックと“役者”がそろうことで、高級機への流れがさらに加速するのは間違いない。今後のシェア争いの行方が注目される。
(記事を一部引用しています)
記事にあるように各社ともミラーレス高級機にシフトしている状況がわかります。
まずニコンとパナソニックはご存じの通り、新マウントを立ち上げて、フルサイズミラーレスカメラへ参入しました。今後がどうなるか期待されるところです。
パナソニックは、ライカ、シグマとLマウントを共有し、各社それぞれカメラやレンズを発売していくことになります。この各社は他社と調整することなく自由にボディやレンズを発売できることになるため、様々な製品が期待できそうです。
富士フィルムは既存のAPS-Cミラーレスだけでなくフルサイズより大きい中判センサーのボディも投入することで他社との差別化に成功しています。
このように技術的に変革があるときは、製品のシェアを握るのに絶好のタイミングになります。わかりやすいところでは、フューチャーフォン(ガラケ)からスマホに移り変った歴史がわかりやすいかもしれません。同じことがカメラでもおこるかもしれず、フルサイズミラーレスの覇者を狙って各社がせめぎ合っているわけですね。
現在のところソニーが早くからフルサイズミラーレスを販売して他社に先駆けているわけですが、今後はそれ以外のメーカも力を入れてくることになりますので、今後の動向が気になるところです。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181012-00000518-san-bus_all
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