NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV シリーズ開発発表
株式会社ニコンは、映画制作やハイエンドのプロダクション、クリエイター市場に向けて高品質なソリューションを提供することを目的として、シネマレンズシリーズ「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」の開発を進めています。本シリーズは「NIKKOR Z CINEMA 50mm T1.9 VV」をはじめとした計9本で構成されます。
「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」シリーズは、シネマ業界に求められる描写性能を実現する新たな設計思想とプロフェッショナルな現場での実用性によって、「Z CINEMA」シリーズの映像表現をより豊かにします。また、本シリーズは、NIKKORレンズとして初めてフルサイズセンサーよりも大型であるV-RAPTOR [X] VVセンサー※のイメージサークルをカバーします。さらに、高精度なオートフォーカス機構を搭載し、制作者のワークフローをサポートします。
ニコンは、映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、シネマ領域においても映像文化の発展に貢献します。ニコンとREDによって生み出される新たなシナジーに、今後もどうぞご期待ください。
※ RED Digital Cinema, Inc.が開発した40.96mm×21.60mmのセンサーを指します。
全部で9本のレンズ
ニコンが動画向けデジタルカメラ用のシネマレンズシリーズ「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」の開発を発表しました。「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」は合計の9本になる見込みで、フルサイズセンサーよりも大型なV-RAPTOR [X] VVセンサーに対応したイメージサークルを持つレンズになるそうです。
以前からニコンはシネマレンズを開発していることを発表していました。今回、発売予定日については触れられていませんが開発発表が行われたということは登場が近いということになりそうです。
今回ニコンが開発発表した「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」シリーズで、個人的に気になるのが、その「VV」というフォーマットですね。
ニコンによれば、このシリーズはNIKKORレンズとして初めて、フルサイズセンサーよりも大型のV-RAPTOR [X] VVセンサーのイメージサークルをカバーするということです。V-RAPTOR [X] VVのセンサーサイズは40.96×21.60mmで、一般的なフルサイズセンサーの36×24mmよりも横方向に大きなセンサーとなっています。
一方、富士フイルムのGFXシリーズに採用されているラージフォーマットセンサーは43.8×32.9mmです。
| フォーマット | センサーサイズ |
|---|---|
| APS-C | 約23.5 × 15.6mm |
| フルサイズ | 36.0 × 24.0mm |
| 富士フイルムGFX | 43.8 × 32.9mm |
| RED V-RAPTOR VV | 40.96 × 21.60mm |
こうして並べてみると、V-RAPTOR [X] VVは確かにフルサイズより大型ではあるものの、富士フイルムのGFXで採用されているセンサーよりは小さいことが分かります。横幅はGFXの43.8mmに対して40.96mmと少し小さく、高さはGFXの32.9mmに対して21.60mmしかありません。センサー面積で比較すると、GFXは約1,441平方mm、V-RAPTOR [X] VVは約885平方mmとなり、GFXのほうが約63%大きくなります。
したがって、今回の「NIKKOR Z CINEMA T1.9 VV」は、いわゆる中判カメラ用レンズと同じサイズのイメージサークルをカバーするレンズというわけではありません。あくまでもREDが映画制作向けに採用しているVista Visionサイズのセンサーをターゲットにしたシネマレンズという位置付けになるようです。
それでも、NIKKORとしてフルサイズを超えるセンサーサイズを前提に設計されたシネマレンズを展開するというのは、これまでのニコンのレンズラインアップにはなかった大きな動きですね。
特に今回のレンズはT1.9という明るさに加えて、高精度なオートフォーカス機構も搭載すると記述されています。一般的な写真用レンズを単純に映画撮影に転用するのではなく、REDと連携して本格的なシネマ市場に向けたレンズシリーズをニコン自身が開発していることは大きなポイントとなりそうです。
–ニコン
ミラーレスカメラ情報Xで最新デジカメ情報を入手できるよ!
フォローしてね!


コメント