AF性能が足を引っ張っている?
要約
X-H2SとXF 500mm F5.6の組み合わせは、非常に興味深いパラドックスである。
光学性能に関して言えば、これはまさに世界最高水準と言って差し支えない。高い解像力を備え、軽量で、造りも美しく、さらに独特の描写を生み出すことができる。その画作りは他ではなかなか再現できないものだ。
静止した被写体や枝にとまった鳥、あるいは動きの比較的遅い野生動物を撮影する場合、この組み合わせは非常に快適であり、市場に存在するどのシステムにも匹敵する結果をもたらす。
しかし、その弱点は依然として変わっていない。
コンティニュアスAF追従性能は、高速かつ不規則に飛行する鳥を追い続けるには力不足であり、メニュー設定をどれだけ調整しても、この根本的なアルゴリズム上の限界を補うことはできない。
つまり、これは本来なら極めて優秀なレンズでありながら、その潜在能力にシステム側がまだ追いついていないために実力を十分発揮できていないのである。
結局のところ、この比較が浮き彫りにしているのは、誰もが認識している最大の問題である。
富士フイルムのオートフォーカスアルゴリズムこそが、それ以外は卓越したシステムであるにもかかわらず、依然として最大の制約要因となっている。
もし次世代のX-H3Sが完全積層型センサーを搭載し、ニコンZシリーズと同等のAF性能を実現できるなら、富士フイルムは真に世界最高水準の野生動物撮影プラットフォームを手にすることになるだろう。
次世代プロセッサーで改善か
富士フイルムのデジタルカメラのオートフォーカス性能についてのレビューをFujiRumorsが伝えています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
記事では、富士フイルム製品のレビューを引用する形でオートフォーカスの追従性能に弱点があると指摘しています。レビューでは、X-H2SとXF500mm F5を取り付けて野鳥を撮影したところ、撮影した写真は高い解像性能があり世界最高水準であったとしていますが、不規則に空を飛ぶような鳥を撮影するときには被写体を追い続けることができず、AF追従性能はまだ力不足であるとしています。
ただしX-H2Sに関しては動体の追従性能について、α1やEOS R3に近いという評価もあるようです。何かしらの設定の問題もあるのかもしれません。
しかし、まもなく富士フイルムはX-T6を発表するという噂が流れています。仮にこのレビューが事実だとしても、このデジカメでは次世代のイメージプロセッサーを搭載するとみられており、富士フイルムはAF性能について大幅な機能向上を目指していると思われますので、かなり改善するのではないかと思いますね。X-T6世代のフォームファクターのレビューに期待がかかります。
さらに富士フイルム製品が海外で値上げされることについて「富士フイルム 海外で8月から段階的値上げ 国内も値上げされる可能性」で詳しくお伝えします。
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