α7R VI α1 IIの代替にならない理由
要約
α1 IIは4ミリ秒未満というセンサー読み出し速度を持っている。これはα9 IIIの2400万画素グローバルシャッターセンサーのようにローリングシャッターを完全に排除するものではないが、それに極めて近い性能だ。つまり、ゴルフクラブのスイングやホッケースティックのような高速で動く被写体でも、不自然な歪みなしに撮影できる。
プロスポーツ撮影の最前線、あるいは野生動物撮影においても、α1 IIの電子シャッター性能による余裕と信頼性は重要であり、場合によっては非常に大きな意味を持つ。
α7R VIのAF性能は非常に優秀で、私が長期間実機を試した中でも十分に頼りになった。少なくとも私自身や、私が普段撮りたいものに対しては十分すぎる性能だ。しかし、信頼性や一貫性という点では、完全にα1 IIレベルには達していない。あらゆる状況でのヒット率は、α1 IIほど高くは感じなかった。
α7R VIのセンサーはα1 IIほど高速ではなく、AF演算速度自体も異なる。α7R VIは1秒間に60回のAF/AE演算を行うのに対し、α1 IIは120回行う。これは実用上「2倍速いAF」や「2倍優秀なAF」を意味するわけではないが、極めて厳しい高速シーンでは、この差が確かに体感できる。
フラッシュ同調速度も異なる。α1 IIは1/400秒で同調できるのに対し、α7R VIは1/250秒に留まる。さらに電子シャッター最高速度も、α7R VIは1/8000秒までだが、α1 IIは1/32000秒まで対応する。
ヒット率はα1 IIのほうが高い
α7R VIはα1 IIに取って代わられるものではないとPetaPixelが伝えています。上記は一部を要約したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
記事ではα7R VIとα1 IIは同じ積層型センサーを搭載したデジタルカメラとしていますが、その性格はかなり違うと指摘しています。まず指摘されているのが、α1 IIのセンサーの読み出し速度の速さとAF/AEの演算回数の違いです。像面位相差センサーの情報は基本的に画素の読出しと同じタイミングで行われるため、読み出し速度が速いほうが位相差センサーの情報を早く取り込むことができるため、被写体の位置を認識する時間も短く済むようですね。また演算速度も速いので、測距点から被写体が大きくズレる前にフォーカスを合わせることができるようです。
またα1 IIは操作系が豊富で、さらにLAN端子など外部との接続端子も豊富という違いも指摘されています。これらのことすべてを考えるとα7R VIはα1 IIを完全に置き換えるものではなく、まだまだα1 IIの得意分野が残されているためα1 IIの存在には意味があることがよくわかります。
それでもα1 IIを使用していた人の一部にはα7R VIでも十分に代替になる人もいると思いますので、それまでα1 IIがカバーしていた一部の分野をα7R VIが取り込んだことは間違いないようです。
以下、その他記事で指摘されている内容をまとめてみました。
| 項目 | α1 II | α7R VI |
|---|---|---|
| センサー | 5010万画素フルサイズ積層型センサー | 6680万画素フルサイズ積層型センサー |
| 解像度 | 低めだが十分高解像 | 約33%高解像 |
| 連写性能 | 30コマ/秒対応。ただし最速時RAWは12bit制限 | 30コマ/秒対応で14bit RAW維持 |
| バッファ性能 | α7R VIとほぼ同等 | α1 IIとほぼ同等 |
| 電子シャッター読み出し速度 | 4ms未満 | 約18ms |
| ローリングシャッター耐性 | 非常に強い。高速被写体でも歪みが少ない | 大幅改善されたが、高速被写体では歪みが残る場合あり |
| スポーツ撮影適性 | 非常に高い | 実用レベルまで向上したがα1 IIに及ばず |
| 野生動物撮影適性 | 高い信頼性と速度 | 基本的には優秀だが極限状況では差が出る |
| AF性能 | ソニー最上位レベルの信頼性と安定性 | 非常に優秀だが、難条件ではα1 IIに劣る |
| AF/AE演算回数 | 120回/秒 | 60回/秒 |
| 小被写体検出 | — | 小さい被写体の捕捉はやや得意 |
| トラッキング性能 | 非常に高い | 新Real-Time Tracking+搭載で優秀 |
| 画像処理エンジン | 旧世代 | 新Bionz XR2搭載 |
| プロ向けワークフロー | LAN端子、前面C5ボタン、ドライブモードダイヤル搭載 | それらを省略 |
| フラッシュ同調速度 | 1/400秒 | 1/250秒 |
| 電子シャッター最高速度 | 1/32000秒 | 1/8000秒 |
| ボタン類 | 通常仕様 | 背面ボタンが発光 |
| 想定ユーザー | スポーツ・高速アクション・即時納品重視のプロ | 風景・スタジオ・ポートレート・ウェディング・商業撮影向け |
| 記事内での総評 | 「速度・信頼性・実用性」が依然強み | 「ソニー史上最高のRシリーズ」と高評価 |
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α7R VI 最新情報
ソニー 最新情報
α7R VI 主な仕様
| センサーサイズ | 35mmフルサイズ Exmor RS CMOSセンサー |
| 画素数 | 静止画時: 最大約6680万画素 |
| センサークリーニング | アンチダスト機能 |
| イメージプロセッサ | BIONZ XR2 |
| 手ぶれ補正 | センサーシフト方式5軸補正 |
| 手ぶれ補正効果 | 中央最大8.5段、周辺最大7.0段 |
| 高速連続撮影 | 電子シャッター 最大約30コマ/秒 メカシャッター 最大約10コマ/秒 |
| 動画撮影 | 最大8k 30p |
| 静止画シャッター速度 | 電子シャッター 1/8000-30 秒 メカシャッター 1/8000-30 秒 |
| フラッシュ同調 | 1/250 秒 |
| ISO | 標準:100 – 32000 拡張:下限ISO 50、上限ISO 102400 |
| フォーカスポイント | 静止画時: 最大759点 |
| EVF | 0.64型 約943万ドット |
| 背面液晶 | 3.2型3方向タッチパネル式液晶 約209万ドット |
| メモリカードスロット | SD (UHS-I/II)カード、CFexpress 2 Type Aカード用マルチ デュアル |
| サイズ | 約132.7 x 96.9 x 82.9 mm |
| 質量 | バッテリーとメモリカードを含む 約713 g |



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