LUMIX S1II レビュー
あらゆる被写体を撮影するうえで、すべてのハイエンドカメラが非常に優秀である市場において、LUMIX S1IIは、その圧倒的な撮影速度とハイエンドな動画性能によって際立っている。
- 長所
- 優れた作りと操作性
- 非常に洗練された操作レイアウト
- 大きく高精細なファインダーと多用途なバリアングルLCD
- 非常に効果的なボディ内手ブレ補正
- 超高速の静止画連写および動画フレームレート
- 短所
- 自動被写体検出モードがない
- 10fpsと30fpsの間に中間の連写速度がない
私がLUMIX S1IIEをレビューしたとき、それを評価するうえで最も理解しがたい側面は、LUMIX S1IIの存在であると言った。これほどの金額をカメラに費やす人なら、当然ながらより良いモデルを買いたいと思うはずだ。しかし同時に、LUMIX S1IIについても同様の疑問がある。ほとんどまったく同じものを価格のおよそ4分の3で手に入れられるのに、なぜこのカメラにこれだけのお金を払うのか、ということだ。
もちろん、違いがどこにあるかは明らかであり、パナソニックが提供する最高のハイブリッドカメラ、すなわち最速の連写速度と最高の動画フレームレートを望むのであれば、LUMIX S1IIを買うべきだ。しかし、追加の速度が本当に必要だと絶対的に確信しているのでなければ――そして多くの人にそれが必要だとは私には明確ではない――、より安い選択肢を選び、その差額で良いレンズを買う方が理にかなっている。さらに、ニーズが速度よりも解像度寄りである人にとっては、わずかに高い価格のLUMIX S1RIIの方が理にかなっているだろう。
LUMIX S1IIがEOS R6 Mark III、Nikon Z6III、α7 Vといった機種と比べてどうかという点については、確かに同じ議論の土俵にある。それぞれのモデルには独自の強みと弱みがあり、LUMIX S1IIは(予想どおり)静止画と並行して多くの動画を撮影する人に最も魅力的だろう。しかし、すでに特定のレンズシステムに多く投資しているユーザーがブランドを乗り換えるほど、どれか一つが特定の点で他より大きく先行しているとは私は思わない。
全体として、私はLUMIX S1IIを使うことを楽しんだ。古いLUMIXのカメラを使っている人にとっては、これは本当に大きな前進である。LUMIX S1RIIと並んで、これはこれまででパナソニック最高のカメラである。
パナソニック最高のカメラ
LUMIX S1IIのレビューをAmateurPhotographerが公開しています。上記はまとめ部分を引用したものになり、より詳細な解説や作例がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューによるとLUMIX S1IIは、2400万画素の部分積層型フルサイズセンサーを採用したハイエンド機で、特に高速連写性能と動画性能の高さが評価されています。電子シャッターでは最大70コマ/秒のRAW連写が可能で、Image Priorityモードでも60コマ/秒を実現しており、同クラスのカメラの中でも非常に高速な撮影性能を備えています。
One Point!:部分積層型センサーって?
通常の裏面照射型センサーに読み出し回路を分離して高速化した構造だよ。 S1IIではこの構造により、最大70コマ/秒のRAW連写が可能に!
動画機能も非常に充実しており、6K 60p、4K 120p、Full HD 240pなど多彩なフレームレートに対応しています。さらに、CFexpress Type Bカードへの内部ProRes RAW記録にも対応しており、本格的な映像制作にも適した仕様となっています。冷却ファンを内蔵しているため、録画時間の制限がない点も特徴としています。
One Point!:ProRes RAW内部記録って?
ProRes RAWはAppleが開発した高画質・高編集耐性の動画フォーマットだよ。 S1IIはCFexpress Type Bカードに直接ProRes RAWを内部記録できるから、 外部レコーダーなしでも本格的な映像制作に対応できるのが強みなんだ!
ボディ内手ぶれ補正は非常に効果的で、最大8段分の補正が可能とされています。実際の撮影でも1秒前後の手持ち撮影でシャープな写真が得られることが確認されています。
オートフォーカスも被写体認識機能を備えており、人間、動物(鳥を含む)、車両、列車、航空機などを検出できます。動く被写体の追従も良好で、特に鳥の飛翔撮影では高い成功率が得られています。
画質についても、2400万画素フルサイズセンサーとして期待通りの性能を発揮するとしており、低ISOでは高い解像力が得られ、ISO1600程度までノイズは少なく、ISO25600でも実用的な画質が得られます。ダイナミックレンジも非常に広く、ISO100ではシャドウから多くの情報を引き出せると評価されています。
一方で、オートフォーカスにはいくつかの不満点も指摘されています。被写体認識の種類は多いものの、自動で被写体を判別する「オートモード」が用意されていないため、撮影者が事前に被写体タイプを選択する必要があります。また、被写体認識とトラッキングを組み合わせた場合、指定した被写体を認識できないと通常のトラッキングに自動で切り替わらず、単に固定位置にフォーカスする挙動になる点も改善が望まれています。
連写速度についても、高速性能は非常に優秀ですが、10コマ/秒と30コマ/秒の間に中間の連写速度が用意されていない点が不満点として挙げられています。用途によってはこの中間速度が欲しいと感じる場面があるとされています。
まとめるとLUMIX S1IIは、非常に高速な連写性能と強力な動画機能を備えたハイブリッドカメラとして高く評価されていることがわかりますね。しかし、そんなに高速な連写機能を誰が必要としているのだろうと疑問も感じているようです。
またオートフォーカスの挙動や連写速度設定など細かな点には改善の余地がありそうですね。より低価格なS1IIEとの仕様差が限定的であるため、価格差に見合う価値があるかどうかはユーザーの用途によって判断が分かれる可能性があるようですね。
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LUMIX S1IIの主な仕様
| センサーサイズ | 35mmフルサイズ (35.6mm x 23.8mm) 部分積層型CMOSセンサー |
| 画素数 | 約2,680万画素 |
| センサークリーニング | センサーシフト方式、手動 |
| イメージプロセッサ | 新世代ヴィーナスエンジン |
| 手ぶれ補正 | センサーシフト方式5軸補正 |
| 手ぶれ補正効果 | 中央8.0段・周辺7.0段 |
| 高速連続撮影 | メカシャッター:最大約10コマ/秒 電子シャッター:最大約70コマ/秒 |
| 動画撮影 | 全域読出し:6k 30p、5.1k 60p |
| シャッター速度 | メカシャッター:60~1/8,000秒 電子シャッター:60~1/16,000秒 |
| ISO | 標準:100 ~ 51200 |
| フォーカスポイント | 像面位相差AF(最大779点) |
| EVF | 5.0型 約576万ドット 有機EL(OLED) |
| 背面液晶 | 3.0型バリアングルチルト式タッチパネル液晶 約184万ドット |
| メモリカードスロット | CFExpress、SDメモリデュアルカードスロット |
| サイズ | 幅 約134.3mm×高さ約102.3mm×奥行約91.8mm |
| 重量 | バッテリー、 メモリーカード含む: 約800g |




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