2025年 カメラニュースランキング
今年も本日だけとなりました。2025年も様々なカメラやレンズが登場して話題になりました。また、新製品の登場以外でも、カメラ業界では様々なニュースが話題となりました。この記事では当サイトが2025年にお伝えしたニュースを、ランキング形式で振り返ってみたいと思います。なおランキングは当サイトの独断と偏見で選びました。
ランキングは3位から1位までをカウントダウン形式で発表していきます。それでは見ていきましょう。
3位 ニコンの本気 Nikon ZR登場
ニコンがREDを買収してから、ようやくREDの機能が搭載されたシネマカメラが登場しました。とはいえ、事実上、中身はNikon Z6IIIですので、Nikon Z6IIIからスタートしたといってもいいのかもしれません。
REDのカラーサイエンスを採用しつつ、部分積層型センサーを搭載し、非常に廉価なカメラとして登場しており、メインカメラとしてはもちろんですが、サブカメラとしてはNikon ZR以上のカメラはないと評価されるまでになっています。まだオープンゲートに対応していないなどの指摘もありますが、ニコンが初めて発売する映像クリエイター向けのカメラとしては及第点といえるのではないかと思いますね。
2位 ミドルクラスのカメラが出揃う
一足先にニコンがミドルクラスのNikon Z6IIIやNikon Z5IIを登場させましたが、キヤノンがEOS R6 Mark III、ソニーがα7 Vを発表したことで、ようやく売れ筋のカメラが各社から出揃いました。
いずれもよくできたカメラに仕上がっており、Nikon Z6IIIは低照度性能が高くバランス重視のカメラに、EOS R6 Mark IIIはオープンゲート撮影が可能で動画重視にハイブリッドカメラ、α7 Vはデュアルゲイン出力に対応し、静止画でのダイナミックレンジに優れるカメラとなっているなど、細かな個性の違いはあるものの、総じて総合的な性能は高いものとなっているようです。
1位 デュアルゲイン出力
今年の最後に話題になったのが、α7 VやLUMIX S1IIにあるデュアルゲイン出力でした。当初はノイズリダクションかと思われていましたが、実際には、1つのピクセルから「低ゲイン」と「高ゲイン」の2種類の信号を同時に読み出し、この2つの信号を後段の画像処理で合成することで、明るい部分から暗い部分まで、より広いダイナミックレンジを持つ画像を生成していたのでした。
しかし1画素から2度の読出しが必要となるため時間がかかり、ローリングシャッター歪が現れる可能性が高まるためメカシャッターのみの限定の機能となっています。しかし、メカシャッターで撮影した静止画は明らかにノイズの少ない画像に仕上がっており、その画質に驚いた人も多いと思いますね。
今後は多くのメーカーで標準の機能となるかもしれない、また一つ新しい領域に踏み込んだ機能が登場したということが明らかになりました(LUMIXがすでにやっていましたが)。
最後に
今年もいろいろありましたが、皆さんはどのようなニュースが気になりましたか?それではご覧いただきありがとうございました。
2025年 カメラニュースランキング 10位~7位編はこちらからご覧いただけます。
2025年 カメラニュースランキング 6位~4位編はこちらからご覧いただけます。





コメント