2025年 カメラニュースランキング
今年もあと数日となりました。2025年も様々なカメラやレンズが登場して話題になりました。また、新製品の登場以外でも、カメラ業界では様々なニュースが話題となりました。この記事では当サイトが2025年にお伝えしたニュースを、ランキング形式で振り返ってみたいと思います。なおランキングは当サイトの独断と偏見で選びました。
ランキングは10位から7位までをカウントダウン形式で発表していきます。1位~6位は明日以降の発表となります。それでは見ていきましょう。
10位 カメラメーカー大混乱 アメリカの関税の影響
2025年4月にアメリカは対日相互関税を発表しました。当初は24%という相互関税が発表されていましたが、その後に15%に引き下げられました。しかし、最終的に関税率がどの程度になるのはわからず、多くのメーカーがアメリカ国内での製品価格を設定することができずに大混乱となりました。
また中国の関税率が高いことから、日本国内へ生産を回帰する動きがあったり、何度かにわたってアメリカ国内での価格の値上げが発表されるなどアメリカの消費者も混乱することになりました。
いまでは落ち着いているようですが、アメリカ国内での価格は10%以上も値上がりしており、アメリカの写真家にとってはカメラはかなり高い製品になってしまいました。いつか税率がもとに戻るときがやってくるのでしょうか?
9位 コンデジ大復活 コンデジ流行と市場再参入への動き
2025年もエモい写真が撮影できるということで、廉価コンデジの人気が去年に続き復調しています。スマホでの撮影は通知や連絡が来るなど集中できないということや、修学旅行でスマホ禁止のため廉価なコンデジを購入する人も増えているようです。しかし、やっぱり他人がスマホで撮影した写真とは違った写真が撮影できるということで人気になっているようですね。
製品は特に廉価なコダック、ケンコー・トキナー、ナカバヤシなどが人気となっていて、ランキングを賑わせました。
また2025年はキヤノンやパナソニックがコンパクトデジタルカメラの新機種を発表するなど、各社がコンデジの発売に力を入れるようになりました。そしてリコーがGR IVを、ソニーがRX1R IIIを発売したり、X100VIの人気がまだ続いているなど、高価格機種も注目が集まった年となりました。
8位 一眼レフの終焉 Nikon D6、一眼レフレンズが終売
2025年にはニコンのフラッグシップであるNikon D6の発売が終了し、いよいよ一眼レフの時代が終了へと向かっていくことが明確になりました。一眼レフカメラばかりでなく、一眼レフ用のレンズも続々と終売、生産完了となり、今後は市場にある在庫のみということになりそうです。
技術を残すためにフラッグシップモデルの生産は続けるのではないかとの見方もありましたが、残念ながら終売に。Nikon D一桁シリーズはもう登場しないと思われますね。またキヤノンもEOS-1D X Mark IIIの後継機種を開発しないことを明言しており、ニコンとキヤノンのフラッグシップ一眼レフの最新機種の登場の芽はなくなりました。
7位 巨人も動画に注力 キヤノンが動画撮影向けカメラを大量投入
各社が動画向けカメラ、シネマカメラを次々と投入する中で、満を持してキヤノンも動画向けカメラを次々と発表しました。まずは、動画向けコンパクトデジタルカメラのPowerShot V1を発表し、高機能ながら低価格と人気のカメラになりました。また、EOS R50 VといったNikon Z30やZV-E10に対抗する機種も登場させています。
また本格的な映像制作を行う人向けにEOS C50を市場へ投入。EOS C50は7Kフルサイズセンサー搭載の小型軽量シネマカメラで、プロ向けの高画質動画と静止画のハイブリッド撮影が可能で、内部で最大7K RAW/4K 120p動画収録や高性能AFを備え、XLR付きハンドルや多彩な接続性、オープンゲート撮影が可能など本格的な映像制作に対応しています。
これらのカメラの登場で、キヤノンも動画撮影向けカメラ市場へ注力していく姿勢を明確にすることとなりました。
続きは明日
今回は10位から7位までの発表です。続きのランキングは、明日、6位~4位を発表する予定です。それではよろしくお願いいたします。





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