人気ブランド「レイバン」のエシロール・ルックスオティカがニコンの筆頭株主に

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エシロールがニコンの筆頭株主に

 ニコンは6日、「レイバン」などを手掛ける仏眼鏡大手エシロールルックスオティカが、筆頭株主になったと発表した。

 株式の保有比率が議決権ベースで10%を超えた。ニコンによると、エシロールはニコン株式を20%まで取得する外為法上の承認を得たという。

保有比率20%まで拡大の可能性

フランスとイタリアに本拠を置く世界最大級の眼鏡・レンズメーカー、エシロール・ルックスオティカ(EssilorLuxottica)が、ニコン株式会社の筆頭株主になったことが明らかになりました。ニコンは2025年10月6日に発表したリリースで、同社が発行済株式の10.75%を保有し、議決権ベースで最大株主となったことを公表しました。

これにより、エシロール・ルックスオティカは従来の9.62%から持株比率を拡大し、さらに日本政府からは外国為替および外国貿易法(外為法)に基づき、最大で20%までの保有を認められたとしています。

エシロール・ルックスオティカとニコンは、2000年に眼鏡レンズ分野での合弁会社「ニコン・エシロール(Nikon-Essilor)」を設立して以来、長年にわたって協業関係を築いてきました。今回の株式取得の拡大は、そうした長期的なビジネスパートナーシップの延長線上にある動きとみられています。ニコンはリリースの中で、筆頭株主となったエシロール・ルックスオティカとの関係を今後も強化していく可能性に言及しました。

今回の発表を受け、東京株式市場ではニコン株が一時5%前後上昇するなど、市場からはポジティブな反応が見られました。投資家の間では、エシロール・ルックスオティカによる持株拡大が単なる投資目的ではなく、光学技術や眼鏡レンズ分野でのさらなる連携強化を見据えた戦略的な動きではないかとの見方が広がっています。

エシロール・ルックスオティカは、世界的に眼鏡ブランドを多数展開し、視覚関連技術でも高い競争力を持つ企業です。一方のニコンは、カメラや精密光学、半導体露光装置などの分野で世界をリードする技術を有しています。両社の強みが重なる領域では、製品開発や技術応用の面で大きな相乗効果が期待されます。

エシロール・ルックスオティカは中国などアジア市場での販売拡大を狙ってニコンとのパートナーシップを拡大するために関係強化のため株式を保有していると見られていますが、ニコンにとっては業績の不振から安定的な資本の裏付けを求めたのではないかとの憶測もあり、今後の動向が気にされているようです。

さらにNikon Z9IIの最新の噂を「Nikon Z9IIはEXPEED 8搭載 グローバルシャッター非搭載との新情報」で詳しくお伝えします。

時事通信

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