伝えられているところによれば、ソニーはDRAMの供給が限られているため、今年の新しいミラーレスカメラの開発計画を延期したようだ。ソニーは変わりにPS5の発売にフォーカスし、価格設定要因を秘密にしつづけようとしている。
(記事を一部引用して意訳しています)
(記事元)https://finance.yahoo.com/news/sony-breaks-ps5-pricing-tradition-142902794.html
ソニー今年の新製品投入なし?
ZACKSがソニーのミラーレスカメラについて報告しています。
記事によれば、ソニーが今年は新しいミラーレスカメラを発売しないか、または年内発売はあるにしてもかなり延期される可能性があるようです。その原因はPS5の発売と、世界的なDRAMの供給不足にあるようです。
どういうことかというと、まず世界的なDRAM不足の原因は、今後の発売が予想される5Gスマホの影響で、スマホメーカからのDRAM需要が高まっているからなのだそうです。そのため、ソニーは安定的にDRAMの供給を受けることができなくなっているとしています。そして需要が高まればDRAM価格も上昇し、PS5の原価も高くなってしまうため、製品価格が上昇してしまう可能性があり、そのことも問題になっているようです。
最初に記事をみたときには中国での新型コロナウィルスに関連してのものかと思いましたが、そのような記述はありませんでした。
記事によれば、ソニーは通常、今の時期にPSの新製品の価格を決定して、3月から大量生産を開始し、年末に発売するというようなことをしているようです。ですが、今年はDRAMが安定的に供給されないため、大量の在庫を確保するようなことができずに、その都度生産ということになるかもしれないとしています。
そして、このようなDRAM不足と、まもなく迫っているPS5の発売の影響がミラーレスカメラの開発計画にも影響を及ぼしているということのようですね。
新型コロナの影響も大きいか
PS5の発売とDRAM不足がなんでミラーレスカメラの開発に影響があるのでしょうか?
恐らくですが、カメラも当然DRAMを利用するので安定的にDRAMが供給されない状況ではDRAMをカメラにまわしている余裕はないといったことが考えられそうですよね。
そして、記事にもありますが、PS5を大量生産して大量の在庫を確保する方法を止めて、その都度、需要があるごとに生産していくという方式に変えるかもしれないとしています。そうすると、在庫を大量に確保できないので、発売当初の大きな需要に対応するには、よりたくさんの工場が必要になる可能性があります。なので、このようなことができるのかはわかりませんが、カメラの製造工場の生産能力をPS5の製造に割り振るので、カメラを製造する余裕がなくなるといったことも考えられそうです。
いずれにせよソニーにとってはPS5事業は絶対に負けられいところですので、カメラ開発を一時的に止めたとしても、PS5に集中したいということなのかもしれません。
そして、いま中国では新型コロナウィルスが蔓延して中国国内の各種製造工場などが停止し、日本の企業活動に影響が出始めています。そして実際にPCパーツ界隈ではSSDやDDR4メモリが値上がりし始めているようです。そうなるとDRAMの供給がかなり乏しくなる可能性があるので、そうなるとより一層、ミラーレスカメラの開発にも悪い影響がでる可能性がありそうです。
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