米国でEOSが上位3位を独占 しかし日本のランキングと異なるのはなぜ!?

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アメリカでの売れ筋ランキング

アメリカでの売れ筋ランキングと日本の売れ筋ランキングは大幅に違うと報告されています。なぜ異なるのか、この記事で詳しくお伝えします。

日本では、富士フイルムがミラーレス市場のシェアを支配しており、X100VIのコンパクトカメラも6月および7月の販売レポートで首位に立っている。一方、アメリカでは7月中旬に差し掛かっており、販売ランキングを見ると、1位はEOS R50である。驚くべきことに、2位はEOS R6 Mark II、そして3位はEOS R100となっており、トップ3をすべてキヤノンが占めている。

4位にはソニーのα6400が入り、5位はα6700である。以下にそのランキングの詳細を示す。

  1. Canon EOS R50(RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM レンズキット)
  2. Canon R6 Mark II(ボディのみ)
  3. Canon EOS R100(RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM レンズキット)
  4. Sony α6400(16-50mm レンズ付き)
  5. Sony α6700(ボディのみ)
  6. Canon EOS RP(RF24-105mm F4-7.1 IS STM レンズキット)
  7. Sony α7 III(28-70mm レンズ付き)
  8. Panasonic Lumix G7(14-42mmおよび45-150mm レンズ付き)
  9. Canon EOS R8(ボディのみ)
  10. Sony ZV-E10 II(16-50mm レンズ付き)

キヤノンがトップを独占しており、初心者からプロフェッショナルまで幅広く支持されていることは明らかである。ソニーのα6400が依然としてランクインしているのは大きな驚きだ。また、パナソニックのLUMIX G7は、今なお最もコストパフォーマンスの高いマイクロフォーサーズ機といえる。

個人的には、同価格帯でパナソニックがより優れたオートフォーカスを搭載してくれれば理想的だ。そうなれば、今後5~7年間はこのポジションを維持することができるだろう。

その他にもα6700やZV-E10 IIがランクインしているが、驚くべきことに、2025年7月時点ではアメリカにおいてニコンの人気はやや低いようである。

実際には傾向は似ている?

アメリカと日本のデジタルカメラのランキングが大きく異なると、NewCameraさんが伝えています。

記事では、アメリカのAmazonでのデジタルカメラの販売ランキングと、日本の販売ランキングでは大きく異なることが挙げられています。しかし、実際にはそれほどの違いはなく、比較的近いランキングになっていると思います。

おそらくNewCameraでは、マップカメラやヨドバシカメラのランキングを見て、それを日本の一般的なランキングと勘違いしている可能性が高いと思われます。ちなみに、日本での一般的なランキングに近いと思われるBCNのランキングと、Amazonの現在のランキングを取り上げてみます。

BCNの6月のデジカメ売れ筋ランキング
  1. キヤノン EOS R10・RF-S18-150 IS STM レンズキット
  2. ソニー VLOGCAM ZV-E10 II ダブルズームレンズキット ブラック
  3. ソニー VLOGCAM ZV-E10 II パワーズームレンズキット ブラック
  4. キヤノン EOS R50・ダブルズームキット ブラック
  5. キヤノン EOS R50・ダブルズームキット ホワイト
  6. ニコン Z50II ダブルズームキット
  7. ソニー α6400 ダブルズームレンズキット ブラック
  8. ソニー VLOGCAM ZV-E10 パワーズームレンズキット ブラック
  9. ニコン Z 30 ダブルズームキット
  10. パナソニック LUMIX G100D Wキット
Amazonのミラーレスカメラ売れ筋ランキング(リアルタイム)
  1. X-T30II XCレンズキットシルバー
  2. EOS R10レンズキット
  3. α6400ダブルズームレンズキット
  4. Nikon Zfcレンズキットシルバー
  5. Nikon Z30ダブルズームキット
  6. X-M5レンズキット
  7. Nikon Zfcレンズキットブラック
  8. ZV-E10パワーズームレンズキット
  9. EOS R50ダブルズームキット
  10. EOS R50標準ズームキット

どちらもデジタル一眼のランキングであることに注意してください。なお、Amazonでのデジタルカメラランキング1位は、コダックのFZ55ブラックとなっています。

このように多少の違いはあるものの、キヤノンからはEOS R10やEOS R50がランクインしており、デジカメ全体ではコダックが1位となっているため、富士フイルム製品が上位を独占しているような状況ではありません。ソニーのZV-E10やα6400もランクインしており、これはアメリカと同様の傾向であると思われます。APS-C機がやはり多いですね。

マップカメラやヨドバシカメラは、ハイアマチュアやプロフェッショナルの購入者の割合が多いランキングとなっているため、それだけのデータで見ると製品に偏りがある可能性があるので注意が必要です。より一般的なランキングとしては、BCNのようなランキングが実情を最も反映していると考えられ、参考になるかもしれません。マップカメラやヨドバシカメラは、カメラに詳しい人やカメラの仕事をしている人が好んでいるカメラと解釈したほうがよいのかもしれませんね。

NewCamera

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • ワールドワイドで見れば売れ筋はキヤノンとソニーなので妥当な
    結果と思われます。
    ただし Lumix G7 が今でも売っているのがビックリです。
    この頃まではボディが小さく国内でも根強いファンがいますね。
    私も所有。

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