富士フイルム製品の予約受付が中止に
アメリカの関税の影響で富士フイルム製品のアメリカ国内での予約の受付が中止されているようです。この記事で詳しくお伝えします。
現実のものとなった。まさにここで伝えたように、GFX100RFとX-M5ブラックの予約が、アメリカ中の店舗から削除されつつある。例えば、B&H Photoのサイトで確認することができる。
とはいえ、まだ予約を受け付けている店舗もある。例えばAdoramaなどだ。また、Amazonも時折GFX100RFの予約を短時間だけ受け付けている時がある。
しかし、それらもまもなく予約の受付を停止するだろう。
これは噂ではなく私の予想だが、今ある在庫が売り切れたら、すべての富士フイルムの製品で同じことが起きるだろうと思う。したがってもし欲しい製品があるのなら、すべてがなくなってしまう前に、今のうちに購入しておくのは悪くない考えかもしれない。
例えば、X-T5のようなカメラは中国で製造されていて、現在、145%の関税が掛けられている。他の製品は日本やフィリピンで製造されており、これらは現在、10%の関税が適用されている。ただし、この10%の関税は90日間の期限があるもので、それが過ぎて日本とフィリピンが現在のアメリカ政権と最悪のシナリオを避けるために合意することができなければ、再び高率な関税に戻る可能性がある。
関税の影響がいよいよ現実に
富士フイルムがアメリカ国内での予約の受付を中止している可能性があるようです。
記事によれば、富士フイルムが中国で生産している製品について、145%の関税が掛けられることから、次々とアメリカ国内での受注や予約の中止が始まっている可能性があるとしています。まだ販売されている製品もあるようですが、こちらもアメリカ国内での在庫がなくなり次第、販売が中止されるのではないかと見ています。
Amazonなどでは、時折予約が開始されているということですが、これは製品在庫を確保できた段階で、在庫数だけ販売しては売り切れて受注が停止されているようですね。つまり関税が掛かる前の税率で入手できた場合についてのみ、販売しているという状況のようです。
先日、当サイトでもお伝えしていますが、アメリカのAmazonは一部の製品についてドイツからの発送に切り替えているようで、富士フイルム製品についても同様にドイツなど他国のAmazonからの個人輸入的な発送に切り替える可能性もでてきているようです。
税率がどうなるかもよくわからないため、アメリカ国内での様々な製品の販売についてかなり影響がでる可能性があるかもしれませんね。
さらに「富士フイルムのハーフサイズカメラはX-Halfという名称に!? 二連画撮影可能なカメラ!?」では富士フイルムのハーフサイズカメラの噂について詳しくお伝えします。
センサーサイズ | 43.8mm×32.9mm GFX 102MP CMOS IIセンサー |
画素数 | 約1億200万画素 |
レンズ | f=35mm(35mm判換算:約28mm相当) F4 |
イメージプロセッサ | X-Processor 5 |
手ぶれ補正 | - |
高速連続撮影 メカシャッター | 約6.0コマ/秒 |
動画撮影 | DCI 4K 30p |
シャッター速度 メカシャッター | 60分〜1/4000秒 |
標準ISO | ISO80~12800 (1/3ステップ) |
フォーカスポイント | 13×9 / 25×17のエリア選択 |
EVF | 0.5型 約576万ドット有機EL |
背面液晶 | 3.15型 約210万ドット タッチパネルチルト式 |
メモリカードスロット | SDメモリカードスロット×2 |
サイズ | 133.5×90.4×76.5mm |
重量 | 約735g(バッテリー、カード含む) |
(source)FujiRumors
コメント
コメント一覧 (3件)
アメリカ向け以外にしばらくは販売すれば済む話
日本やフィリピンから送ってるものだけ継続すれば良いんだし
アメリカほどの市場を無視するわけにもいかないから難しいところでしょうね。様々な状況に対して即座に切り替えることは難しいでしょうし、色々大変だなぁと察するしかありません。
ただ富士は元々の供給不足もあるのでなんとも言えないところが・・・。
富士フィルムは関税とは何の関係もなく元々、出荷を絞り市場在庫が
なくなったら少数出荷する体制を採るような事を言ってましたね。
ヨドバシカメラ、ビックカメラの動きはそうなっています。
本音は品薄販売をして価格下落を防ぎたい所もあるのかなと思います。