先月、キヤノンがEOS-1D X Mark IIIの開発が発表されたとき、噂された機能の一つに、発表時に言及されていなかったボディ内手ぶれ補正が含まれていた。開発発表のプレスリリースで言及されていない場合、カメラには装備されていないと、ほとんどの人は想定する。
EOS-1D X Mark IIIで撮影したと主張する新しい情報筋は、キヤノンの新しいフラッグシップ一眼レフは確かにボディ内手ぶれ補正があり、すべてのレンズ交換式カメラは同様に同じ機能を実装すると主張する。
カメラについての開発発表で様々な情報が残されたので、EOS-1D X Mark IIIにボディ内手ぶれ補正がある可能性が少しだけあると考えている。しかし残念ながら、この情報が確かだと確認できていない。
(記事を一部意訳しています)
EOS-1D X Mark IIIにボディ内手ぶれ補正が入るか?
キヤノンのフラッグシップであるEOS-1D X Mark IIIにボディ内手ぶれ補正が実装される可能性について記述されています。噂によれば、開発発表時に公開された仕様にボディ内手ぶれ補正の機能がなかったので、EOS-1D X Mark IIIにボディ内手ぶれ補正の機能が実装されることはほとんどないだろうと考えていることがわかりますね。
では、確実にそうなのかというと確証はないし、まだわかっていないことがたくさんあるので、EOS-1D X Mark IIIにボディ内手ぶれ補正が実装されている可能性はわずかながらあるということのようです。
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ボディ内手ぶれ補正のメリット
ボディ内手ぶれ補正には様々なメリットがありますが、その一つが回転ブレに対応できるということだと思います。カメラを運転するハンドルのように回してしまうことによるブレですが、仕組みの解説は省きますがボディ内手ぶれ補正では補正できますが、レンズ内手ぶれ補正では補正できません。
さらにボディ内手ぶれ補正では、装着するレンズすべてで手ぶれが補正できること、レンズ内に手ぶれ補正機能を実装しなければ、レンズの設計の自由度が増すこと、余計な部品をレンズ内に入れなくて済むのでレンズが小型軽量になり、場合によっては画質が向上する可能性があることもボディ内手ぶれ補正のメリットですね。
ですがボディ内手ぶれ補正の最大の弱点は、レンズに手ぶれ補正機能がない場合、一眼レフの光学ビューファインダーで被写体をみたとき、被写体がブレて写ってしまうということです。これでは、特に望遠レンズでは被写体を捉えにくくなりますので撮影が難しくなってしまいます。なので基本的に一眼レフはレンズ内手ぶれ補正で対応することが一般的でした。
ですがミラーレスになりセンサーが撮影した画像を電子的に確認するEVFではレンズからの画像を直接みているわけではないので、ボディ内手ぶれ補正でも十分になり、最大のデメリットが無くなったことになり、より多くのカメラで採用されるようになってきているわけですね。
では、なんで一眼レフにボディ内手ぶれ補正が必要なのかというと、レンズ内手ぶれ補正とボディ内手ぶれ補正が、自身の得意な補正のみ最大限に動作するなどして協調することで、より優れた手ぶれ補正を行うことができるからですね。
これによって通常のレンズ内補正に加えて、ボディ内手ぶれ補正が協調することで数段分の上乗せが期待できるということです。この差はかなり大きいですね。
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キヤノンはボディ内手ぶれ補正の開発に難航してる?
ニコンはNikon Zに既存のレンズと協調するボディ内手ぶれ補正を搭載してきたわけですが、キヤノンのEOS Rにはボディ内手ぶれ補正は搭載されていませんでした。
このことはいくつかの憶測を呼んでいて、実はキヤノンはボディ内手ぶれ補正の開発に難航しているのではないか?と考えている人も多いようです。その他にもボディ内手ぶれ補正の機能自体はいくらでも開発できる技術力はあるが、他社に取得された特許の回避に難航しているのでは?と考えている人もいるようです。
ですがキヤノンも実際にはEOS M6 Mark IIなどでボディ内手ぶれ補正を実装していますので、今は問題ない状況で技術も獲得しているようです。むしろEOS-1D X Mark IIIに搭載したいからテスト機としてリリースしたぐらいのタイミングですよね。
ニコンはNikon D6にボディ内手ぶれ補正を搭載するというもっぱらの噂ですが、ここでキヤノンがEOS-1D X Mark IIIにボディ内手ぶれ補正が搭載されないと、少し差が付いてしまうことになるので、実際に発売される製品がどのようなものになるのか少し楽しみになってきますね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
コメント
コメント一覧 (1件)
EOS-1D X mkⅢに手ぶれ補正は載らないような気がします。
多くのEFレンズにはISが搭載されていますし、初めてのボディ内手ぶれ補正搭載機を
いきなり東京オリンピックに投入するのは危険のような気がします。
他の高画素機等で実績を積みあげてからでしょうね。
なおボディ内手ぶれ補正の開発は既に終了していて、耐久性、信頼性、
様々な条件での動作確認も終わっていれば話は別ですが。