NHKが世界初の湾曲イメージセンサーを開発
NHKが世界初という0.01mmの曲げられるイメージセンサーを開発したと発表して話題になっています。この記事では湾曲センサーについて詳しくお伝えします。なおアイキャッチ画像はイメージセンサーのイメージ画像です。
NHK放送技術研究所(技研)は、世界初という0.01mm厚の曲げられるイメージセンサーを開発し、横方向のぼやけを大幅に改善した映像の撮影に成功したと発表した。
小型でぼやけの少ない広視野な放送用カメラの実現を目指し、薄くて曲げられるシリコンイメージセンサーの研究を進めていた中で開発されたもの。
まだ課題は多いが期待できる?
NHKがより広い視野の撮影を可能にしようと曲げることのできるイメージセンサーを開発していたようですが、ある程度の技術的な進展があったようです。記事によれば、通常のセンサーは厚いシリコン基板を利用しているため曲げられないが、この厚いシリコン基板を後から除去することで曲げられるセンサーを開発することができたとしています。最大で曲率半径10mmの円筒形まで湾曲させても撮影可能ということで、かなり曲げることができるようですね。
しかし、現在は320×240画素というかなり小さなセンサーで、かつモノクロでの撮影になるため、実用化されたとまでは言えないようです。NHKでは2030年ごろまでに高画質な画角の広いカメラの実用化を目指すとしています。
それでもおそらくレンズ交換式のカメラには湾曲センサーは利用できず、利用できるとしたら単焦点のコンデジだったり、最も可能性があるのはスマホなどのカメラ向けには非常に強い需要があるのかなと思いますね。
(via)AV Watch
カメラの最新ニュース!
- EOS R5 Mark IIの供給状況 人気で続く”納期6ヶ月” 黄金週間までに手に入れられるか!?
- ソニー FE 28-70mm F2 GMレビュー “もはやRF28-70mm F2に嫉妬する必要はない”
- ソニー FE 28-70mm F2 GMのサンプル画像が続々と公開
- Nikon Z9新ファームでの修正点が一部判明 主にZ 28-135mm f/4 PZへの対応か
- FE 28-70mm F2 GMは焦点距離全域で開放での撮影ができ非常にボケが美しい
- 中古カメラ市場ではニコン製品が人気!? 中古ランキング席巻の謎
- サムヤン レンズ2本発表のティザーを公開 期待のRF-S AFレンズが登場か!?
- なぜ人々はα1 IIに失望したのか!? AIに聞いた結果 “価格の割に革新的な変化がない”??
- 富士フイルム GFX100II、X-H2、X-H2S新ファーム公開 AF性能大幅向上との報告も
- ニコン Nikon Z50IIの使用説明書を公開 N-Log動画編集ガイドも併せて公開
コメント
コメント一覧 (3件)
個人的には、NHKがやる必要の無い事業だと思いますね。
薄型は平面性の確保に難しいので通常考えられるカメラへの応用は
難しいかも知れませんが何某かの新しい技術に応用できそうで
面白いですね。
カメラへの応用はキヤノン、ソニーの特許に見られる可変湾曲センサーが
向いていると思われます。
NHKはこんなことしなくていいから受信料半額にしろと思いますな(-_-)